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Kinesis Advantage360 Proの使用感について

去年から僕はKinesis Advantage360 Professionalという分割キーボードを使っているのだけど、しばらく使ってきて良さが分かってきた。

現在の価格で日本円にして7万円越えと、キーボードとしては高価なので購入を迷っている人もいるかもしれない。そんな人のために1ユーザーとしての感想をまとめようと思う。

長く使っていて疲れにくい

もともと僕はHHKB Type-Sを長年愛用していたのだけど、今まで以上にキーボードに触る時間が増えた結果、長時間作業していると、だんだん肘が痛くなったり、肩とか首が凝ったりするようになってしまった。

で、できる限り疲れにくいキーボードにしようと思って、このAdvantage360キーボードに変えてみた。

最初は正直そこまでかなとも思ったりして、短期的な使用感ではあんまり効果が分からなかった。いいキーボードだと明らかに打鍵感が良かったりするので、やっぱりHHKBの方が好みかもと思って、HHKBに戻ることもあった。だけどHHKBを長時間使っていると、だんだん肩が凝り始めたりして、あの形には意味があったのかと、そこで初めて効果を認識した。

高級キーボード特有の打ち心地が良さとか、打ってすぐにわかる感動みたいなものがあるかは分からないけど、長時間使って、疲れてないから良さがわかる。そういうキーボードだと思う。

あと、比較としてHHKBを出してしまったけど、HHKBは全くもって良いキーボードだと思う。ただ、一日中キーボードに触ってるせいで、体のどこかしらが悲鳴をあげてるような人には、Advantage360みたいなエルゴノミクスキーボードが助けになるかもしれない。

慣れるまでの時間

僕の場合は、前モデルのKinesis Advanrageキーボードを使ったことがないので、全くの初心者だったけど、2~3日くらいで慣れてきた。最初は全然打てなかったけど、ちょっと練習すればどんどんミスが減るので練習自体が面白かった。

だらだら移行すると、その間はぜんぜん仕事が進まなくなってしまうので、休日とかに1日中タイピング練習して、一気に移行するのが良いかなと思う。僕の場合は最初の2日間で集中して練習したら、もう仕事に影響ないレベルにはなっていたし、打鍵速度も普通のキーボードと同じくらいになっていた。

他のキーボードが使えなくならないか?

回答としては、他のキーボードを使えなくなるなんてことはないので心配はいらない。ただ、最初の方はそれぞれ切り替え直後はやっぱりミスタイプしやすかった。

何度か切り替えてるうちに、いつの間にか意識せずに使い分けられるようになった。まあ、あんまり気にしなくても良いと思う。

人によっては気になりそうな点

これまで良い点を述べてきたので、人によっては気になりそうな点についても語る。

でかい

まずでかいと言うことが一つ。元々コンパクトなHHKBを使ってたので、やっぱりデスクは狭くなってしまった。これは理解した上で購入する必要があると思う。

あと、大きめのキーボードなので、日本人にはキーが遠かったりするかなと思ったけど、日本人男性の平均身長の僕の場合、キー遠く感じるみたいなことは全くなかった。

カスタマイズが難しい

これはBluetooth版のAdvantage360 Professionalの話なのだけど、設定をカスタマイズする場合、GitHubでリポジトリをフォークして、設定を更新、ファームウェアをビルドし、キーボードの設定を上書き、という手順になる。

キーの設定はGUI(Web)で行えるし、基本的には説明通りにやれば大丈夫だとは思うけど、ITエンジニア以外だとちょっと敷居が高いかもしれない。


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