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海外在住者は日本在住者を見下してるのか?について

結論から言うと答えはもちろんNOなんですけど、つい先日ご一緒した方に言われて、「そう見られてるんだ…」って軽く衝撃だったんですよね。

その彼女は日本在住の2児の母で、薬剤師さんをされてる年下の方でね。薬剤師って、国試かなんか持ってないと出来ない難しい仕事でしょ?言わずともかなすごいな〜って思ってたんですよね。でも、ちょっと打ち解けた後に「最初にお会いした時に、satさんって日本に住んでる人の事を下に見てるのかなって思っちゃいました。」って言われたんだよね。

下に見る理由とはなんぞや…むしろ薬剤師さんだなんてすごい!国試かっこいい!とまで思ってた。わざわざ口にしなくても皆そう思ってると思ったし、なんなら彼女も誇りに思ってたりするのかな、とすら思っていた。けど、実際そうではなかったっぽくて。

ちなみに彼女ははっきり言わなかったけど、彼女が思う「私が日本在住の人を下に見る」と思った理由は、私が英語話者で、外国人と国際結婚してて、海外在住であるから、日本に住んでる人は生ぬるい!頑張ってない!努力してない!みたいな感じだったんでないかと思うんです。まあ確かに、海外と比較して「ここがダメだよ!日本人」みたいな番組あったりするもんね。

私に言わせると、彼女が思う理由ってほとんどが「〇〇と結婚してる」とか「〇〇に住んでる」みたいなただの現状というか事実というか、外国人と恋愛すれば誰だって国際結婚はできるし、海外に来れば誰だって海外には住めるもの。彼女みたいに何年も勉強して努力した結果得た国試とは全然違う、人に自慢できるような煌びやか結果ではなく、むしろただの結果論だと思ってるんですよね。

けど、経験したことのない人によっては「なんかよく分からないけど、意志の強い人にしか出来ない別世界のすごい事」みたいなイメージに膨れ上がっていて、日本に住んでる人とは異なるステージいて、そんな人たちからしたら日本に住んでる人なんて大した事ない…みたいな?全然そんなことないのだがね。どこに住んだってその土地ならではの苦労ってあるでしょ?

自分は決してそんな事思ってなくても、相手によっては偉そうってか、自信たっぷりに見えるかもしれない「海外在住の日本人」である私達。確かに、外国人である我々は時に「強く見せる」事で自己防衛していたりするので、タクシーのおっちゃんにぼったくられないようにする術だったりもする。でも、実は全然そんな事なくて、なんなら豆腐メンタルだったりするんだけどな…なんて思った私でした。

日本に帰ると変に自分を強く見せる必要はないけど、習慣になってると大なり小なり癖が出ちゃってるのかもしれませんね。けど、本当はそんな事ないんだよ、と言いたかったので、言ってみましたとさ。

海外に住んでたってなんだって、帰る場所は日本だし心はいつでも日本人なのです。



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