ネットに載っていない個人事業主が法人化するタイミング


個人事業主が法人化するのにおすすめのタイミングとは?

個人事業主が法人化するタイミングとして一般的によく言われるのが"年商1000万円"を超えたらと言われています。
がしかし、そんなことはググってもすぐ出てくる話なので今回は違う視点でお話しようと思います。

結論:仕組化、自動化、組織化するタイミング

私の結論は事業を仕組化、自動化、組織化するタイミングで法人化することをおすすめします。
例え年商が1000万円以下であっても、仕組化、自動化、組織化を行うことで事業が急激に成長する可能性があります。
だからこそ、それらをしようと腹を括ったタイミングで法人化することを私は強くおすすめします。

仕組化

仕組化は脱属人化をする上で最も重要です。
あるあるなのが顧客の情報が各営業マンや社長の頭の中にだけ入っていて、社内で共有されていない。や営業のフローが一律化されておらず、事務方の人間が右往左往している。という状況です。
これらを一般的に属人化している状況と言います。
仕組化の例でいうと
・顧客情報を社内のデータベースにすべて保管し社内共有できるようにする
・営業フローを一律化、可視化し、動向を追えるようにする
・定期業務をしっかりと作り、月や週間単位で行う仕事を明確にする
というものがあります。
これらを行うかどうかで会社が継続して成長できるかどうかが決まると言っても過言ではないです。

自動化

自動化は業務の一部を自動的に処理して時間を圧縮する考え方です。
僕がある会社で自動化した経験があります。
請求業務の自動化をしたときの話です。
自動化する前:
1.エクセルで1枚ずつ請求書を作成
2.それらを一枚ずつ印刷
3.封筒に顧客の宛先をボールペンで記入
4.封筒に仮で請求書を入れる
5.請求書の宛名と内容が間違ってないかチェック
6.封筒を糊付けして閉じる
7.切手を通数分購入
8.切手を貼り付け
9.送付
ということをやっていました。
自動化した後:
1.スプレッドシートで請求台帳を作成
2.住所付きの請求書を一括で自動発行
3.料金後払いの窓付き封筒に封入
4.まとめて送付
という流れに変えました。
これらをしたことで自動化する前は3人の事務員が3営業日ほどかかっていた業務が1人の事務員が半日程度で業務が終わるようになりました。
この用に日常に潜む無駄な業務をあぶり出し、自動化することで無駄な人件費を圧縮することができます。
その結果、従業員を売上に直結するようなコア業務に集中できる環境をつくり売上が上がりました。

組織化

組織化するということは社長が仕事から手を放すために必要不可欠です。
よくある失敗する人の特徴として普段から
"自分のコピーをつくる"
ということを言っている人が挙げられます。
しかしこれは大きな間違いです。
組織化する上で重要なのは
"業務を細分化し、業務を分配していく"
ということです。
どういうことかというと例えば営業会社をイメージしてみてください。
業務をざっくり箇条書きしてみると
1.アプローチ先をリストアップ
2.連絡を取る
3.提案資料を作成する
4.商談を行う
5.アプローチしたリストを作成する
6.顧客情報を更新する
7.アフターフォローをする
8.契約をする
9.アフターサポートをする
10.紹介をもらう
といった流れがあるとします。
例えばこれを1〜10まですべてできる人を育てようと思うと骨が折れそうなのは想像に容易いと思います。
ただこれらの工程をすべて細切れにし
・アプローチ先をひたすらリストアップする人
・連絡をひたすら取る人
・資料作成だけする人

という形にする。
これはかなり極端な例ですが、その用に細分化することで優秀な人一人を採用、育成する必要がなくなります。
また、大きなメリットとして例えば1〜10まで全部できる人が休んだ時や退職した時、その穴を埋めるのは非常に大変ですが、細分化しておき、それぞれを回るようにしておくことで人に依存せず業務が進むようになります。
更には一部の業務を外注化することで人件費を固定費から変動費にすることができ、コストの最適化も図ることができます。

まとめ

仕組化、自動化、組織化の重要性がわかってもらえたかと思います。
これらのことは確かにやろうと思えば個人事業主でもできるかもしれません。
しかし、個人事業主でいるということは個人事業主マインドであることから抜け出すことは容易ではありません。
法人化するということは脱属人化し、事業を大きくしていく事業主の覚悟という風に捉え、法人化することをおすすめします。

仕組化、自動化、組織化のお手伝い

実際に仕組化、自動化、組織化をしようとしても
・何から手を付ければいいかわからない
・具体的にどう進めればいいかわからない
という壁に阻まれます。
下記の公式LINEから無料相談を受け付けていますので悩まれる方はまずご相談下さい。
なにかお力になれるかもしれません。
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