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X-E1 夢の入り口まで

X100が23㎜の固定焦点なので、レンズを交換できるX-E1を購入した。
キットレンズXF18-55mmF2.8-4 R LM OISには手ブレ補正がついているので、ISO感度を上げることなく好きな時間帯に撮影することができる。
初期のFUJIのカメラは鮮鋭度が低いのか、優しく滲むような色合いと質感がある。
私にはとても好ましい。
フィルムライクな雰囲気が好きな方には、初期のFUJIのカメラはお勧め。
以下の写真は若干明るさを調子していますが、色調などは撮影したままです。

旅行に行けないのでX-E1を片手に近所を散歩する。
萩原朔太郎の「旅上」の気分だ。

旅上  萩原朔太郎

ふらんすへ行きたしと思へども
ふらんすはあまりに遠し
せめては新しき背廣をきて
きままなる旅にいでてみん。
・・・・

せめて新しいカメラを持って道を歩こう。
カメラが変わると、いつもの光景が違って見えてくるから不思議だ。

新しい旅が始まる予感がする。
好きな光の中に数枚、自分のイメージを超えるものが写る。
ゆっくりと眺めていると夢の入り口のような気がする。
この写真の世界に一歩踏み出すと、とても自由で重力のない世界がある。
現実が重苦しく、逃れがたい時、写真の世界に逃げ込み、助けられたのだろう。
写真は現実を映すが、時に夢の入り口まで自分を案内してくれる。


FUJIのカメラは光を捉えるのが上手いと思う。これはミラーレスの特権かもしれない。
ヨドバシカメラのX-E1 レンズキットの販売終了時の価格が83,120円になっている。
現在の中古価格が100,000円前後などの見るとカメラの価格が高くなったと思う。最近のカメラは価格が高騰していて夢かと思うことがある。

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