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操を守ること

もしも好きになるままに
求愛されるままに
異性を増やしたら
どうなるのだろう。
二股三股四股五股六股
都合よく増やしたら
どうなるのだろう。

そいつは罰が当たり
二兎追うもの一兎をも得ず
最後は孤独の淵に追いやられ
後悔して死ぬのだろうか。

もしも大富豪の大金持ちなら
カルト教団の教祖なら
甲斐性があるのなら
権力があり誰も文句を言わないなら
それはそれでありなのか。
貧乏人だから
庶民だから
ハーレムは実現しないだけなのか。

あれも欲しいなこれも欲しい
あれも好きこれも好き
こんなのあったらいいのにな
こんなのもなかなかいいかもな
欲望を好きなだけ肥大させ
羽をのばすだけのばして
やりたいことをやることは
やはり罪なのか。

操を守るということは
変わらないことをいうらしい。
神に誓った誓いの言葉
自分に誓った誓いの言葉
だけどそもそも人間なんて
変わり続けるものだろう。

世間体や人の目
後ろ指さされるとか
笑われるとか
そんなあってないようなものに
人間は左右されているのか。

そもそも欲望とは罪なのか。
好きに生きることは罪なのか。
風紀が乱れ秩序が乱れる
欲望は悪しき元凶なのか。
暴力やエロは
悪の権化
人間を動物と化す
悪しき欲望
自らを律し欲望を絶つ
我々人類はもっと
崇高なものなのか。

善や悪は誰が決めるのだろう。
弱肉強食の動物の世界のような
ものの見事な不公平は
我々人間達だって
毎日目の当たりにしているというのに。
あらゆる判断を法律にまかせ
あぐらをかいている
私達の基準はいったい
どこにあるのだろう。

変わらずにいることこそ不自然で
変わりゆくことこそ自然
人間の欲望の矛先すら
変わりゆくものだ。

あれも欲しいこれも欲しい
あれもしたいこれもしたい
悪の元凶である欲望に
首輪をつけ鎖で繋いでも
そいつは生気が無くなるか
鎖をほどいて逃げるだろう。

欲望をあらわに
欲望を飼い慣らす
欲望に餌を与え
欲望を狂暴化させる

人間の欲望の先には
いったい何があるのだろう。
操を守る人々に本当のよろこびは
あるのだろうか。







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最後まで読んでくれてありがとう(*^^*)♪

またサティに会いに来てねー(^з^)~.:*:・'°☆


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