手話

沢山の夢の叶った日

今日は、多くの夢が叶った1日でした。
何から話したらよいのか解らないくらい多くの事に出会う事が出来、沢山の感動を頂きました。

1つ目
友人に誘って頂き、本当に伺いたかった 聴覚障害児の学校「明晴学園」に行く事が出来ました。

私には、本当に小さい時からの耳の聞こえない友人がいます。
小さい時は、耳が聞こえないという事がよく解らず
「話し方が自分とは少し違うな」
くらいにしか思っていませんでした。

1年生か2年生くらいになって何となく「耳が聞こえない」という事が理解できる様になり、肩をたたかないと呼びかけには気づいてもらえないとか、後ろからは話しかけられないという事が解ってきました。

そうした経験があるために、聞こえないという事に物凄く興味を持ち、聾学校の先生になりたいと思っていました。口話でのコミュニケーションは、もっと何か訓練みたいなものがあるのだろうか?とか 口話でのもっと良い方法自体はないのだろうか?とずっと思っていました。

ところが、何十年もその友人と話をしたり遊んで来たりしたにも関わらず、手話の本当の意味など何も知らなかったことに「手話を生きる」と言う本を読むことで気づかされました。

https://www.amazon.co.jp/手話を生きる――少数言語が多数派日本語と出会うところで-斉藤道雄-ebook/dp/B01HRNC834/ref=dp_kinw_strp_1 


何十年もの自分の思いが間違っていた事に本当にショックを受けましたが、何となく解っていた部分もあって、何十年もたっては、いたものの知る事が出来て本当に良かったと心から思えた本でした。

この著者である斎藤道雄さんにもお会いする事が出来ました。

そして何より、活き活きと手話を使って自分の思いを伝える小さな子ども達の姿に大きく大きく感動しました。

最初に見せて頂いたのは、幼児さんの読み聞かせ
本に合わせて先生が活き活きとした日本手話で、読み聞かせをしていきます。
手話を知らない方でもきっと理解できるであろう その表情豊かで、楽しくて、1つ1つを大事に伝える読み聞かせで、その姿は聞こえる人が小さな子に読み聞かせをする時の物凄いヒントになると思えました。

子どもは、食い入るように前のめりに手話と絵本を見ていて、サポートする先生が、さらに手話でサポートしていきます。小さな子はやはり楽しさや不思議さが何より好きですので、声でこうした魅力的な読み聞かせが出来るとしたら、どうすれば良いのだろう?と考えながら私自身もその手話の読み聞かせに引き込まれて行きました。

この学校自体を創られた方にもお会いしまして、色々なお話もお聞きする事が出来ました。
言葉というのは、きっとその人そのものです。
その言葉を耳から習得出来ないという事がどういうことなのかを考えると、小さな時期に言葉を習得し、コミュニケーションを取る方法を考えていかなければなりません。でも、それは聞こえていてもしっかり考えなければならない事ですので、この学校の取り組みは、聞こえる事に甘んじないという部分で大いに役立つ部分があります。

まだまだ書きたい事はたくさんありますが、少しずつ書いていこうとおもいます。
今日という日を作って下さった多くの方に感謝します。

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