こども哲学

先生のおはなし

昨日、教室で「子ども哲学対話」を行いました。
ワークショップを一緒に学んだ仲間とNPO法人「アーダコーダ」さんのお力を借りての取り組みです。

「哲学」も
「対話」も私は大変苦手な分野だと思っています。
物事を深く考えるという事が苦手ですし、あまり経験がありません。
どちらかと言うと「アーダコーダ」と考えなくてもいいんじゃないかと思っている事の方が多いです。自分がどうしてそう思うのかは良く解りませんが、そういう機会も少なかったです。

 子どもも大人もそれほど考える事は違わないと思っていますし、子どもの方が真っすぐに考える分深く入っていけるのではないかと思います。

今回のテーマは、「かっこいいってなんだろう?」です。
かっこ良さを感じる部分はそれぞれ違いますし、違ってあたりまえでその違いはどこから来て、何故そう思うのかを子ども達と話していきます。

 先ずは、何枚かの「かっこいい」と思われるカードを用意し、「かっこいい」「かっこよくもありかっこわるくもある」「かっこわるい」「かっこよくもかっこわるくもない」の4つのグループの中に入れていきます。
子ども達は考えながら迷いながら4つのグループにそれぞれのカードを分けていきました。

 カードには山やくじら、重機やドラえもん、バイクやアスリートと色々な分野からの写真です。
ファシリテーターの方が「何故なのか」「本当にそう思うか」「どうしてそうなったのか」と色々なげかけて下さいます。

 「かっこいい」と思えるのは憧れや好き、自分には出来ないや自分にはない などがその言葉へあてはまっていくのではないかと思っていましたが、子ども達から出て来た物は「自分らしさ」

「恰好をつけていない」です。
「ありのままの自分」などと言う言葉が3年生や5年生から飛び出ます。

  本当にそう思うのでしょうか?何故そう思うのでしょうか?私の中では沢山の疑問が湧きましたが、「自分らしい」という事を考えられるのは、素敵だと思えます。

 自分自身が思考での深さに欠けるので、子ども達の考えを真っすぐに見る事が出来ません。それでも多分今までとは違う方向から見る事が出来たとは思います。「対話」とは何なのかが本当に解りませんが、何度か重ねる中でその事を少しずつ理解していこうと思えた今回でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?