ぐちゃぐちゃの

先生のおはなし

私の教室は、次の段階に入りました。
1か月ほど前に席をぐちゃぐちゃにして、自由に座る様になりました。
子ども達はその日の気分やその日空いている席を確認して自分の座りたい席に座ります。最初はそのこと自体にドキドキして、静かに何か疑いながら座っていました。

 入って来た途端に自分で考えなければならない事があり、迷うのですが、自分で決めて自分で座ります。

 この事に慣れてくると、どうなるのかは、簡単に想像できます。好きな人と隣りに座り、ワイワイとやり始めるわけです。このワイワイは決して悪いワイワイではない様に思えますが、それはどこまで許されるか私自身が解りません。

 この段階で私が「うるさい!」とか「違う席に移りなさい!」となったら、何の意味もなく、何故そうなるのかをここから子ども達と一緒に話していかなければなりません。とても面倒なことです。

 元の通りに、ある程度統制していれば、静かに取り組むので、元に戻して統制していこうかとも思いますが、それでは、私の何の思いも通じていきません。どんなに小さな子にも私の思いを何とか伝えていきたいです。

 自分で決めた事は、どんなに小さな事でも自分に責任があり、その後の事もさらに自分で決めていかなければなりません。それは、なかなか大変な事です。

 教室は、自分の教材に取り組む場所なので、学び合い自体が難しいですが、自分の持つ力が人の役に立つ場面はたくさんあります。人の力を借りる場面も沢山あります。
「答えを教えちゃだめだよ!」の一言ではなく、学び合いの出来る場にするには何がどうなっていくのか学んでいかなければなりません。

 1つの課題が場に与えられ、その課題に向かうのは大変難しく、課題に向かっていることさえ知らない子たちばかりです。でもその事に向かっていきます。

 そっか!先ずは、課題を伝える事なんだ!
と、課題の課題が見つかっていきます。

1つ1つ 1人1人とcollaboration まだcollaboration なんだな!
よし、頑張るぞ!


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