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ビジネス経験が少ない人が起業する場合は、ビジネスマナーやルールを勉強することが先。【sato流 起業講座➃】

久々の起業講座です。

いろいろなバックグランドの方の起業もお手伝いしてきましたが、成功しやすい人の特性があります。

それは、今まで企業でバリバリ仕事をしてきた人です。

長い間主婦や、アルバイト、パートをしていたという人の起業は少しご本人もコンサル側も忍耐が必要になります。

何が違うのかと言いますと、後者はビジネスマナーや心構えが出来上がっていない場合が多いのです。

マーケティングや新規事業の戦略立案は、どちらもそれぞれの特性やビジョンに応じておつくりしますが、問題は実際にお客様とのやり取りの中にビジネスに慣れているかそうでないかの違いが大きな結果の違いになるのです。

後者は、最初は私も営業同行で商談を決めることが多いのですが、四六時中ついているわけではありません。商談のテーブルでスムーズに話が進んで、取り決め(納期、数量、受発注の方法など)を行っても、それを守らない人が多いのです。これは最初気づかず、その後もスムーズに進んでいるのだろうと思っていたのですが、次のコンサルミーティングで進捗を確認しますと、「先方から連絡がない」とか、「ビジネスだから対等の立場のはずだから、こちらの言い分を伝えたら、断られた。」など耳を疑うような状況になっていることが多いです。

優秀で人格者のバイヤーが手のひらを返したとも考えにくく、さらに聞いてみるとこちら側に非だらけなのです。

よくあるのが、

➀商談でお約束した納期を守らない。
➁納品数量を守らない。(余計目に送っておいたら不足せずに良いだろうという勝手な判断。)
➂書類を約束日時までにメールで送らない。(バイヤーのお子様が熱を出して休んでいるというから、何もそんなときに送るのは気の毒だという勝手な判断。部下や上司のフォローが入るということが想像できないのです。)等々。

1つの商品がお店やネットショップに並んで販売するまでに多くのスタッフが関わっていますので、皆がお約束を守らないとビジネスが回らないということが想像できないのです。

「こういう場合はどうすれば良いか?」と聞いてくださるとお互い忍耐強くビジネスマナーやルールの勉強をしながら、お客様と良好な関係を築き良いビジネスになっていくのですが、このやり取りを重要でないと思っていらっしゃるので、聞いてくださらない場合も多々あり、ご自身で判断して良くない事態を招いてしまっています。

今まで主婦やパート、アルバイトが長かったという人が起業する場合のコンサルでは、まずは『ビジネスマナー&ルール講座』というものを開催して、知識と他の企業様に同行したり、短期間働かせていただき実践で身に付けるということが必要だと考えています。




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