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ニーズを探るとは?【sato流 戦略立案講座➄】

「ニーズとはどういうことか?」といいますと、お客様も気づいていない「こうなったらいいな」を発見することです。

ではどうするか?と言いますと、「観察して洞察する」これに尽きると思います。

お客様にヒアリングしても、「こういうのが欲しい」とズバリアイデアを言ってくださるわけではなく、現状の不満点を述べるか、中には「ここがこうなっていればいい」という具合に改善点をお話されるだけです。

お客様もどうなるといいのか、どんなものが欲しいのかわかっていらっしゃらないのです。それを考え出すのがマーケターの仕事です。


観察の中には、自分自身を観察するというのも入っています。

皆、暑くなれば涼しい服装をし寒くなれば暖かい服装をしますが、人間の感覚や考えうことは根本的に同じなのです。

ですから、まずは自分を観察するとどうなれば良いのかがわかります。

自分を観察するというのは、他人を観察することよりも難しいですよね。しかし、他人を観察するよりも人間のもっと奥深いニーズに気づけるものです。「なぜ自分はこのコーヒーを選んだのか?」「なぜ、このサイトに行きついたのか?」そこには、必ず心の奥底に潜むニーズがあったからです。

自分を観察して、どんなことを欲しているのかを見つけ出せば、同じようなニーズを持つ多くの人のためになるモノやサービスを生み出すことができるのです。

まだまだ、以前のように他の人をじっくり観察できる状況にないこの時期に、自分を観察するスキルを身に着け磨いていきたいものです。


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