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大企業で何故新規事業が成功しないのか。【コラム】

 一時期破竹の勢いで大企業にまで成長した企業様は、何故新規事業開発が成功しないのかといいますと、
一番の要因は、何か新しいことをしようと思う人がいないこと。
二番の要因は、新しいことをしようとすると必ず反対勢力が潰しにかかること。これには2つの動機があります。一つはジェラシーであいつに成功されては困るという輩がやっかみ半分でいちゃもんをつけてくるのです。もう一つは、新規事業を立ち上げたことがない人たちが多いので、どうなるのか想像がつかず自分の持っている知識・経験で判断するので、「そんなのおかしい」「違和感がある」と言って潰しに来るのです。大企業になりますと、この慣性の法則が大きいので、折角新規事業を開発しようという志の高い人の意欲を低下させてしまうのです。

大企業様の新規事業開発ではいつも反勢力との戦いに明け暮れることになります。そして、成功すると、「僕がやりました。」という輩がわんさか出てきて、一番声が大きい人がその事業のTOPに収まってしまい、志高い人はむなしさに襲われます。もちろん、実際に事業を立ち上げた能力の高い人でないと、軌道に乗るまでは難しいのですが、会社としても形になった段階で評価するのですからその後のことはお構いなしで出世となります。

こんな理不尽な環境でも、くじけず新規事業を推進する人は尊敬です。

大企業は資源が豊富なので、新規事業開発部隊を作って、志高い人たちを集めて次々に新規事業を興していくという組織体制が良いように思います。


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