第2話 早くも将軍交代?

 局の暴動がおさまると、倒れ込み寝室へと運び込まれたのでした。
 それを見た将軍は、本当にこれが局の最期かと思い込んでしまい、その場で、大泣きしてしまうのでした。すると、局はその泣き声を聞いた瞬間目を覚まし、将軍に対してこう言い放つのでした。
「今は、泣いている場合では無い。悪者はいなくならせればよいのです。」
そう言うと、女中もそれに近づいていきます。
実は、倒れた時にそばにいたのでした。
女中は、涙ながらに局に訴えかけるのでした。
「私もあの女どもらに泣かされてばかりまではかないません。どうか、その復讐を手伝わして頂けませんでしょうか。」
と懇願してきたので、泣いて、流した涙を拭き取り、頭を下げてきたのだった。
それを見た、局は、
「良かろう。私も復讐をしたかったところだ。」
と、口の端を大きく上げた。
そんな中で作戦が、練られているとは知らずに、のん気に笑いながら談笑している姫たち。
桃「ねえ、この役者さん格好いいね。」
柿「不細工だと思う。」
苺「論外。」
橘「私、将軍が良い。」
桃「そんなのがいいならこの役者のほうが格好いいし、将来ありそうだよ。」
橘「だよね。」
と橘姫は、頷きながら、心の中で、
『私のものになれば何だっていいし、笑って過ごせるならいっか。ここの生活気に入ってるし。』
と心の中で思っていると、にやけたような顔になってきてしまい。苺姫に突っ込まれるのでした。
「そんなに、将軍が好きなら付き合いな。というより、世継ぎ産んで、金だけあたしたちに頂戴。」
と橘姫に言って脅すのでした。
すると、それを見ていた他の姫たちは付き合えなければいいと、将軍を寝取ることを考えてしまうのでした。
しかし、これからどちらが勝つか負けるかは、分からないが、どちらが先に死ぬか、おぼれるかの勝負になっていくのでした。

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