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老後の過ごし方

私は介護福祉士、介護支援専門員として小規模多機能型居宅介護事業所に勤務しております。
そんな私ですが、自分の老後はなるべくなら介護事業所を使いたくありませんが、それ以上に子供に負担はかけたくありません。

その為には、なるべく健康寿命を伸ばすと共に、老後おひとり様な私としては生活能力を高める必要がある。

現在の高齢者男性は家事をせずに過ごした方が多く、掃除、洗濯、料理などができず一人での在宅生活が困難な人が多くいます。その点女性は家事活動を行なってきた経験があるのでお一人様になってもノビノビと生活している方もいらっしゃいます。

生活能力は若い時から家事を行う事で能力を高める事ができますし、運動習慣や生活習慣を見直すことである程度は健康寿命を伸ばす事ができるとは思うのですが、それでも病気や怪我を絶対にしない訳ではありません。
そうなると介護保険を利用する必要が出てきます。

ではそうなった時にどんな事業所を利用するのが良いか。
自分で手続きができるような状態であれば、自分の使いたいサービスを選択できます。自宅で過ごすなら訪問介護だったり、もう自分で家事もしたくないような人は施設入所など。(サービスによって複数の事業所を利用できます。)

しかし、認知機能の低下などで意思の疎通が十分に出来なくなると、使いたいサービスを選択する事が困難になります。
であれば、元気なうちから予想される状態に応じて使いたいサービスを家族に伝えておく必要があります。

私の場合であれば、多少の身体的な不自由が生じた場合には機能特化型の半日デイサービスを利用。認知機能の低下により、在宅生活が困難になった場合には要介護2までは小規模多機能型居宅介護、要介護3以上になれば特別養護老人ホームへ入所させてもらうよう話をしています。

介護の知識がない人であれば、具体的な事業所ではなく、どんな生活を送りたいかを伝えておいてください。そうすればその生活に合った事業所を選択してくれます。

こちらのサイトでは希望するサービスを選択することで、必要な支援を選ぶ事ができます。

いざ、介護保険を利用するとなり、サービスの種類が決まったらぜひ一度見学に行ってください。
見学の際はつい説明をしてくれる人や施設を見がちなのですが、是非とも直接利用者さんと関わっている職員の表情を観察してください。
良い事業所であれば、職員の表情がイキイキとしているはずです。

職員の表情が暗い所は、適切な介護が受けられない可能性があります。
誰でもそうだと思うのですが、自分が辛い時に人に優しくするのは難しいですよね。介護職員も同様です。
その日の体調もあるかもしれませんが、多くの職員の表情が輝いていればそこは大当たりです。

自分のことであったり、家族であったりと介護は大切な人に関する事です。
良い事業所に出会えることを願っています。

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