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漫画と達成感【パニック障害】

(650字ほどです)

 先日、パニック障害になって初めて薬を飲まずに飛行機に乗ることができました!

 天気が良かったこともあり、「今日は薬なしで乗る!」と決めていたので、対策をして乗り込みました。

 まず、後ろ側かつ窓側の席を確保。後ろに行けば行くほど人の行き来も少なく、窓があると圧迫感も軽減されるため。

 電車やエレベーター、飛行機など閉塞感のある場所は気持ち悪くなってしまうため、離陸後は定期的にミンティアなど清涼感のあるものを食べ、機内のお供に本を持ち込みました。

 悩んだ結果、絵があるとその世界に入り込みやすい気がしたため小説ではなく漫画を。

『子どもと十字架』作:吉川景都さん


 天正遣欧少年使節の4人(伊東マンショ、千々石ミゲル、原マルチノ、中浦ジュリアン)が主人公のお話です。

 この4人は戦国時代ヨーロッパに派遣された人たちなので、読みながら「この4人に比べたらなんて短い旅なんだ・・・」と言い聞かせました笑

 マンショミゲルは育ちの良さ故かすごくしっかりしているイメージがあるのですが、この漫画のミゲルは、育ちがいいからこそ劣等感があり、人に甘えられない少年に描かれていて新鮮でした。

 マルチノが完璧主義なマンショに対して言った「少しくらいダメなほうがよかよ(いいよ)」という言葉に「だよね〜!」と救われたりして(私は少しどころじゃありませんが)

 漫画の4人が2年半かけてリスボンに着いたころ、私の2時間の旅も終わりました。

 天正遣欧少年使節の皆さん、ありがとう!

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