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自殺頭痛

 皆さんは、頭痛持ちですか?
 私は、偏頭痛持ちです。しかも「群発頭痛」という頭痛が発症します😖

 群発頭痛とは、別名「自殺頭痛」と言われている頭痛です。症状はその名の通り、自殺したいくらい痛いものです(実際に自殺はしませんが、、、。)。
 人によって症状が微妙に異なると思いますが、私の症状は、
○ 左右どちらかのこめかみの奥をドリルで穴あけられるような痛み(実際に開けられたことはありませんが、、、。)。
○ 涙が止まらない。
○ すごく匂いに敏感になる(嗅覚が3倍(シャア専用)くらいになる。)。
○ 光に敏感になる(3倍(シャア専用)くらいになる。)。
○ 吐き気
○ 寒気
などです。

 この頭痛については、就職して5年目くらいの時に、いきなり発症しました。今思えば、仕事で少し強めのストレスがあったからなのかなとも思いますが、発症した時は、座っていられないほどの痛みで、休憩室で倒れるように横になっていました。

 その後、週末に休暇を取り、脳神経外科の頭痛外来🏥を受診したところ、群発頭痛と診断されました。(幸い、MRIで脳を見てもらいましたが、特に異常はないとのこと。)
 群発頭痛については、原因があまり解明されておらず、凄まじい症状は起こるものの、1日中とかではなく半日も経てば治りますし、2日続けて発症する時もあれば、1年以上発症しない場合もあり、この発症頻度も人によって異なるものです。

 病院での診断時に、愕然としている私(一通り群発頭痛の説明を受けた後)に、担当の医師がこう言いました。「安心してください、頭痛には特効薬があります。」と。
特効薬。。。なんと素晴らしい響きなのでしょう。漫画や映画の世界でしか存在しないものと思っていたものが、現実にあるなんて!

 「これです。」と言って医師から見本を渡された私は、「?」となりました。よく分からずにいると、医師は続けて言いました。「頭痛を緩和する薬を自分で注射するものです。」と。

 「!?!?自分で注射するとな?」
 よく見てみると渡された器具は、ノック式のボールペンのように、棒状の端のボタンを押すと、もう片方の端(先端)から針が出てくるようになっていました。
 いくら特効薬と言っても、自分で注射をするなんて、、、。

自分で注射する偏頭痛用治療薬

 ひとしきり説明を受け自宅に帰った私は、ショックを受けつつも妻と情報を共有して、もしもの際に備えることとしました。

 その後、しばらくは発症しなかったのですが、数ヶ月後の朝3時頃、痛みで目が覚めました。あの群発頭痛が寝ている時に来たのです。自分で注射を打つために、間違えないように妻を起こして、準備して、いざ刺そうとしても、恐怖で指が動きかず、刺そうとお腹に当てている器具の先端も震えでブレブレです。でも、痛みは激しく、一刻も早く楽になりたいとも思っていました。

 そこで、妻に自分の手の上から支えてもらい、意を決して刺しました。その後、薬が効いたのか、発症から一定の時間が経過したからなのか、頭痛は徐々におさまっていきました。

 後日、職場の健康管理担当者にその話をすると、「その薬なら、点鼻薬もありますよ。」と言われました。次の受診の際に、医師に聞くと、「点鼻薬もありますよ、でも注射のほうが効きが早いから。。。」と。
 「いや、点鼻薬もあるんかーい😠」と心の中で叫びながら、点鼻薬を処方してもらいました。あの時の苦労はなんだったのか。。。今でも忘れません。

偏頭痛治療薬の点鼻薬版

 ちなみに、群発頭痛は今でも時々発症しており、対応に苦労しておりますが、その話はまた今度投稿いたします。


画像参照元:医薬品医療機器情報提供ホームページ 
      Familiy Pharmacyホームページ

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