見出し画像

母親

善き性質と

優しい笑い声を持つ

慈しい母を持ち

それを知ってか知らずか

甘え甘えて

親不孝を繰り返し

悲しい目

泣きはらす涙の目

そんな辛い目に会わせてばかりいる

親孝行がしたいと母に良い思いをさせて上げたいと

心から心から思い

又祈る

神に

良心に祈る

誓いも証言も要らぬ

そんな立派なところには当然

僕はいないので

良心に、内なる神に誓い

又祈る

優しさが

辛い思いに結実する

そんなことがあって良いものか

良い思いをさせて上げたい

母上なる優しい人は

春風のごとく柔らかい心を持ち

僕をこの世に生み落とし

沢山の

沢山の経験をさせてくれた

母の想いが時に愚かだとしても

それが何だというのだ

針小棒大をかなぐり捨て

僕は真実につく

僕には僕の身が悲しい

神よ

どうか優しき吾が母に

善き果をたまわらんことを

僕の愚かな全身全霊でもって

乞い祈る


垂乳根の母の幸い祈るなり吾が身流るる愛とまこと


令和5年11月15日

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?