短歌衝動
衝動的に、短歌を作る時がある。
気が向けば延々作る。
一時間でも、二時間でも。
ガラパゴス閉鎖的なるこの島の僕らはとても幸せだった
岩塩の灯りに一人照らされて時代も夜も溶けてなくなる
華の輪を冠として戴ける王の帰りを夜はひた待つ
冬の夜は寒さ至りて燦めきて雪、星、月のみたりは舞いき
浮遊するこのエントロピーの場を舞えるちさき砂塵の光りの扇
音楽を空より聴きし楽人は弦と鍵取る夜の只中
冬を焚く星空巡り旅をする月の恵みのプラーナを飲む
三時。この辺で止めます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?