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(4/9_観察の練習)無機物の不純行為

少し前にラーメン屋に行った時の観察の練習なのかよくわからない話。


なんだか体に悪そうなものが無性に食べたい日が定期的にくるのだが、ちょうどそんな日だったためラーメン屋に行くことに。食券を店員さんに渡し、他にお客さんもいなかったので、ソファ席に座らせてもらった。なにげなく店内を見渡し、次の日の予定なんかを考えていると、タレの瓶が目に入った。右からラーメンだれ、お酢、醤油、ラー油となっていたのだが、おそらく前のお客さんが、遊び心を出し、全てのタレ容器の口をドッキングさせていた。

それを見て、なぜか少し、汚いような嫌悪感を覚えてしまった。普通に考えれば、餃子を食べるときなんかは、お酢も醤油もラー油も混ぜて使うので何も問題ないため、仮に混ざっていたとしても大して気にしないはずなのだが、タレ容器の口と口が合わさりキスをしているようなイメージにつながり、生々しさを感じてしまった。タレ容器という無機物的なものにも動作を感じさせる振る舞いをさせるだけで、生き物として見立てを感じさせる例だと思った。


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