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(4/7_観察の練習)振動の質

待ち合わせ場所に行くために、方位磁石のアプリを使ってみた話。

私が行っているバイト先で夜桜花見があったので行ってみることにした。

19時ごろだったため結構な集団がお花見から帰る中、代々木公園に入っていった。細かい場所は、バイト先の先輩が知ってるらしいので、一旦先輩と合流することになっていた。しかし先輩より早く着いてしまったため、人生初の代々木公園をぶらぶらすることに。

しかし桜のライトアップは、特にされていなかったため、電灯の光に若干照らされてる程度の桜しか見れず、若干の悲しさを感じながら公園中央の噴水のある池の方へ。
池の周りをぐるぐる歩いていると、先輩から「とりあえず西門で合流しよう!」とのことなので西門に向かおうと思ったのだが、何分代々木公園が初めてなため、場所がわからない。
公園の地図は見つからず、GoogleMapは、ざっくりとした情報しか乗っていなかった。
ふと、「方位磁石を使って西の方に歩いたらつけるのでは?」と好奇心が騒ぎ出したので、方位磁石のアプリを使ってみることに。

だいたい西にめがけて歩いてると「ブルッ、ブルッ」と時折アイフォンが振動していることに気付いた。
どうやら目盛りの30度ごとに12箇所振動するようになってるみたいだ。ちょっと楽しかったので、持ったままぐるぐる回転してみると一箇所だけ「ブルゥン」と微かに重めの違う質感の振動がした。
どうやら0度だけ振動が変えてあるらしい。おそらく目が見えない人が使っても何度が判断できるように設計されているのだろうと思った。

しかし0度とそれ以外の部分の振動は、大きく変えてある訳ではなく本当に若干の差だった。なぜもっと分かりやすくしなかったのかと歩きながら考えていると一つの結論に達した。もし目が見える人が使っている場合、一箇所だけ振動の変化が強いとそこに意識が集中してしまい強い違和感になるため体験のノイズになってしまうと判断し、このバランスになったのではないだろうかと。そう考えると、方位磁石という普段使わないアプリにまでこういう細かい配慮されているappleのもの作りの執念を感じた。

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