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ドローンエンジニア会議 2023 in KAGAに行ってきた

タイトルのまんまなのですが、ドローンエンジニア会議 2023 in KAGAに行ってきました。 AWSの不調により闇に吹っ飛んでしまった旧ブログのタイトルがjourney with droneであるぐらいにはドローン好きな私ですが、最近は規制が厳しくなりすぎて(いくらなんでも200g以下まで規制するのは厳しすぎるだろ(泣))飛ばす場所とやる気をと失い、細々と100g以下のwhoopを飛ばす毎日でした。

が上記のような面白いイベントが加賀で開催されると聞き久々にやる気に。主催者の方に内容をお聞きすると、よくあるDJIのTelloをpythonで動かす的な話ではなくardupilotを使うガチな内容っぽかったので、無理を行って参加をさせてもらうことに。


新幹線で金沢へ


店舗のないレンタカー屋さん。斬新な発想。

金沢までは新幹線。金沢からはレンタカーで加賀へ。レンタカー屋さんはまさかの店舗なしという斬新な営業形態。でもこの方法なら固定費かからんし、駅前の駐車場で余っているところもあるだろうから賢いなと思いました。なんなら、週末だけ営業しても良いわけだしね。

金沢から1時間程度で加賀に到着。ついた場所は加賀イノベーションセンターという場所。外は普通の市役所っぽいのだけれど

加賀市イノベーションセンターの外観。外観は普通の市役所っぽい。

3階に上がるとめちゃくちゃオシャレな空間が広がっていました。

あまりにもオシャレすぎる空間。

内装を考えていた人はセンスが高すぎる。というか、後に判明するのだけれど加賀市のセンスが良すぎる。

さて、肝心の講義の内容ですが、私が参加したのは
1.ドローンエンジニア養成講座
2.エンジニア懇親会
3.ドローン朝活
の3つです。

1.ドローンエンジニア養成講座ですが、元々有料で5日間ぐらいでやる内容の2日分くらいを一気に駆け抜けるような内容でした。参加者は30人以上いた思います。一番難しく(同時に情報があまり出回らない)環境構築から行なってくれたのが非常にありがたかったです。個人的にハンズオン大好き人間(というか、手を動かさないと理解ができない人)なのでもう少しハンズオンが多い方が嬉しかったですが色々総合して考えると良いバランスだったのかもしれません。先生方が皆親切&ドローンが好きというのが伝わってきました。

2.エンジニア懇親会

会場の加賀百万石。食べるのに夢中で中の写真を撮るのを忘れた(笑)

超豪華な旅館での懇親会。立食パーティーの形式でしたが、食事も超おいしかったです(美味しすぎて写真を撮るのを忘れました笑)。面白い人と沢山話せました。自分の経験上面白い人は何故か少し変わった場所にいます(学会とかじゃくて)。北海道の湖でカヌーに乗っていると出会ったりします(実体験!)。

3.ドローン朝活
これも楽しかった。プロの方々がwhoopを飛ばしていてcine whoopを飛ばしていてここでしか聞けないようなノウハウを沢山教えてくれました。こんなに広い場所で飛ばせると思っていなかったので自分の機体は置いてきましたが(Fatsharkのゴーグルだけ持って行った)次回あるなら必ず機体を持ってこようと思いました。

嘘みたいだろ。こんな場所でドローン飛ばせるんだぜ。
加賀100万石の中の昭和天皇が泊まったという部屋。お風呂も超綺麗。

とどのイベントもとても楽しかったです。2日目の午前中以降のイベントには参加できませんでしたが、次回があるならまた参加したいとても良いイベントだと思いました。

が、僕が個人的に一番衝撃を受けたのはドローン会議そのものではありません。1日目の帰りがけにみた光景です。

加賀のコンピュータクラブハウス。数時間後に子供たちがここで楽しそうに創作を行ってました。
加賀コンピュータクラブハウスに置いてある書籍

何やら10歳ぐらいの子供たちが最新機器のある部屋でガチャガチャやっているのです。ある子供ソファに座ったり、隠れたり?しながら友人とガチャガチャプログラムっぽいことをやってました。また、別の子は3dプリンタで何かを出力しているし、また別の子はマイクラを使って何をやっています。

あまりに感動的な光景だったので、少し年上の子(後にメンターであると判明)に話しかけて(完全に不審者w)に色々聞いてみました。

詳しいことは以下のリンク

に書いてあるのですが、

コンピュータクラブハウスは、1993年に米国・ボストンで初めて設立された、子どもたちに「いつでも」「安全に」「テクノロジーに触れられる」コミュニティのことです。この取り組みは、世界中で広まっていますが、日本国内での実績はなく、加賀市とみんなのコードは、この日本第一号となる取り組みを初の成功事例としたいと考えています。

だそうです。
これは本当に素晴らしい取り組みだと思いました。僕が何よりも感動したのは、一言で言うのなら子供たちが自ら「遊んでいたこと」です。これがプログラミング教室や3Dモデリング教室(それはそれで素晴らしいのですが)であったのならばここまでの感動はなかったと思います。

基本的に「やらされている人間」は「自ら進んで楽しんでやる人間」には勝てないと思っています。理由は簡単で「自ら進んで楽しんでやる人間」は何の苦もなく自分のリソースを全て注ぎ込むからです。

その意味でこれからの時代に「テクノロジーを楽しんでいる人間」と「テクノロジーを学ばなくてはならないと思っている人間」では勝負にならないと思っています。

そして「テクノロジーを楽しんでいる人間」を作り出すという意味で僕は加賀のコンピュータクラブハウスは大成功しているように思いました。

僕が小学生の頃にこんな場所があったら入り浸っていたと思います。今度は息子(まだ乳児なので入れないけど笑)も連れて遊びに行こうと思います。
本当に凄いんで10-18歳ぐらいの子供がいる人は騙されたと思って遊びに行ってみてください。県外の人も利用可能っぽいです。

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