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衣装へのこだわり

僕はダンスに限らず、衣装や見た目にとても拘ります。
僕自身が人の服装や衣装を見て、いろいろなことを感じ取るからこそ、そこはこだわっておきたいと思うのです。

もちろんTPOに合わせてイメージは変えていくので、今回は舞台衣装を作る上でのこだわりポイントをお話しします。

ポイント①「少し捻りを加える」
普通の服を着て舞台に上がっていても、なんの高揚感もありません。
せっかく舞台という神聖な場所に乗るんですから、こだわっていて当然だと思うんです。
僕がよくやる手法は、捻りを加えることです。
既製品を買ってきてのリメイクが多いですね。
スリッドを入れる、布を足す、紐を足す、染める。
舞台衣装はアイディアの結集なので、服屋さんで衣装に使えそうなものは普段からチェックしてしまいます。

舞台は照明が当たるので、キラキラさせることもとても大事!
踊りをしっかりと見てもらうためにもキラキラ要素は欠かせません。

衣装がどんなによくても踊りにくかったら意味がないと思うので、そこも忘れちゃダメです。ちゃんと足が上がるのか、ついている布は邪魔じゃないか等しっかりとチェックします。
リメイクはその点踊りにくくても切ったり縫ったりで踊りやすさも同時に解決できるのでおすすめです。

ポイント②「シルエットの重要性」
人によってカッコよく見えるシルエットは違います。スタイルの良さとは関係なく、身長やお肉のつき方で似合うもの似合わないものが変わってくるのです。そこを加味してシルエットに気を使うようにしています。
ヒラヒラが似合う人、ピシッとしたのが似合う人、Aラインが似合う人、肩を出すのが似合う人。色々います。
それによって踊りが上手に見えるかどうかも変わってくると思っています。
その人が1番カッコいい状態で舞台に乗ってほしいですもん。大事です。

ポイント③「統一感を忘れない」
一つの曲を踊るにあたって、統一感は曲のイメージを安定させるためにも大切です。
ぼくはできるだけ統一感を持たせたいので、全員同じにするか、一部だけ同じにするように心がけています。
・全員が似たようなシルエット
・同じ色
・同じボトムス
といった、ワンポイントだけでも揃うとだいぶ変わります。

ポイント④「色のイメージは被らないようにする」
例えばナンバーイベントの場合、前後の人たち、他の人たちと色を被らないように気をつけます。
同じ色が連続で出てくるとお客さんは混乱しますし、それが気になって集中出来なくなるので。
ジャンルだけでも聞いてみて、そのジャンルの人たちが使わなそうな色を選びます。

衣装が可愛いと作品を見るのが楽しくなります。
お客さんの目を素早く惹きつけるためにも、衣装はこだわるべきなんです。
舞台衣装は縫製の細部まで見られることは基本ないので、なんとなく縫ってみるところから初めてみてはどうでしょう。

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