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書を使う 漆加工のたとう紙・ふくさ

ショップに掲載していてご紹介をするのがとても遅くなっておりました「たとう紙・紙ふくさ」
書は習う、見る、練習する、公募といった展覧会に出品する、飾るといった行先があります。
手紙を書く場合は綺麗に見える、見栄え良く書くという文字、文章を書くという行為が優先される場合もあります。

展覧会に出品する作品制作も、文字というより柄、素材と考えていて筆で描く線で構成している感覚です。
その延長で書を使えるものに転換させていけばどうだろう。と思い作成したのが「たとう紙・紙ふくさ」

オリジナルのし袋「懐」をいれたところ

慶弔のし袋を持って行く時に、布のふくさで包んだり最近は固めのしっかりしたふくさケースもあるようです。
昔からあるふくさの様に慶弔どちらでも使用できて、現代で皆がとても便利に使っているクリアフォルダーのようなもの。
そんなイメージでつくりました。

筆の線を活かすのでどうしても紙ベースになりますが、軽さは良いのですが水に弱い、折れる、擦れるといったデメリットがあります。

ここにやはり日本の伝統技法である漆をかけるというかふくことによって、水を弾き、擦れに強く、ある程度の折れの強度も保てます。

手書きですので、同じものは2度と出来ませんし、またそれが良いと思います。
今回の柄以外、徐々に試していきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。


生うるしを使用したブラウン

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