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SIGMA fp L 〜Warm Gold のススメ〜

1枚目を撮った印象は『優しい色』。
SIGMA の Web では、「落ち着いたトーンと暖色系の色調で、メロウな雰囲気を演出するカラーモードです。ストーリーを生み出す演出性と幅広いシーンで使える汎用性を兼ね備えています。」と記されている。

最初に撮った光のあたるグラスを見返した時、ストーリーを生み出す演出性という言葉がしっくりくきた。何気ない日常のシーンが特別なものにしてくれる。

Warm Gold で撮影していて心地く感じたのが室内での撮影。日常の何気ないシーンでも心地よい程度のエッセンスを足してくれる感じがしてとても使いやすい。

自然と対峙するシーンでも Warm Gold は印象的な演出をしてくれる。いつも夕方になると fp L だけを持って散歩するのがコロナ禍で新たな習慣になった。いつもは T&O のカラーモード、21:9 の画角で捉えることで日常をシネマティックに切り撮るのが散歩のときのセッティング。Warm Gold で撮る彼誰時もまた優しく印象的で散歩がまた楽しくなる。

日が沈む時間、湘南の海辺を散歩していた。まだ陽の光があるコントラストの高いシーンと、日が沈み光が飽和したときの空気感、それぞれ印象的に表現してくれていて汎用性の高さを感じる。

Warm Gold に目がなれてくると、何気ない微かな光が印象的に思えてくる。写真の根本『光と影』を優しく印象的に捉えてくれる Warm Gold は、自分の写真に対する目を養ってくれてるようにも思える。T&O や Powder Blue が登場した時と同じ様に自分の写真の幅が少し広り、変化しつつある気がする。

面白い発見だったのは、ふと通りかかった道で撮った夜の景色。Warm Gold が夜に映える印象は持っていなかったが、何気なく撮ってみたそのシーンは車の硬いヘッドライトの光もなんだか優しくメロウな雰囲気を演出してくれた。

数日撮ってみて『優しい色』というファーストインプレッションを紐解いていくと、光と影のコントラストを強調しながらも柔らかい空気感が優しくて、自分にとっての Warm Gold に惹かれる魅力なんだと感じている。

T&O や Powder Blue が登場したときと同じ様に写真を撮る楽しみが Warm Gold のおかげで1つ増えた。fp/fp L の写真の楽しみは継続的に写真の選択肢を提案し続けてくれるところにもあるのかもしれないと改めて思う。これからも楽しみなカメラ。


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