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50代元エンジニアの就活、方針転換

まだ、無職です。

雇用保険の受給期間がもうすぐ終わります。切り詰めないとなぁ。
とある転職サービスを使っているのですが、なんか、だんだんダメだなという感じになってきました。
応募のボタンを押すときに「どうせダメだろうな」「ダメ元で」と思いながら押し、数日でお祈りメッセージが来る。の繰り返しで、惰性でやっているような感じになってきました。
このサービスには膨大な量の会社がありますから、時間を忘れて見入ってしまいます。応募したくなる会社も山のようにあります。
《あ、この会社、面白そう。スキルも…資格保持者歓迎。どうしよう、わたしのようなおばさんが応募したら嫌がられるかな、でも。》
えいっ。震える指でマウスをクリックしたあの緊張感が、なくなってきました。
だって、どうせ、お祈りなんだもの。

養ってもらう?

この春、息子が大学を卒業しました。無事、就職。
息子が社会人になると周囲に言うと、年上(といっても60代前)の方から意外なことを言われました。
「はやく、息子さんに家を建ててもらって、呼んでもらわないとね!」
ん?どういうこと?一瞬なにを言われているのかわかりませんでした。
これが「もう仕事はしないで、子供に養ってもらう」ということだと気づいて、全身がカーっと熱くなりました。途端に、自分がしわくちゃの老人になってちんまりと縁側に座っている姿を想像してしまいました。
そんなばかな!なにいってんの?嫌だ!
全然そんなこと考えてない!つまらん、つまらんよそんなの。
わたしはまだ働くよ!
絶対再就職してやる。

しかし、本当にどうしようもなければ、そうなってしまう可能性も…。
息子とその話をしたら「じゃあ家を建ててやるよ」と言われましたが、家がいくらするかわかっていないで言ってると思います。無謀です。
無謀ついでに、わたしも、自力でマンションを買いたいよ。それぐらい稼ぎたい。

50代に残された時間

そんなとき、10歳ほど年上の知人が病気で仕事をリタイヤすると知りました。彼は以前にも癌を患い、手術して元気になったと聞いていましたが、また手術することになったのだそうです。
その話を聞いて、あ、そうか自分はこういう世代なんだ、と改めて思いました。
いつ病気になるかわからない。治ったとしても、前と同じくらい動いたり働いたりできるわけじゃないかもしれない。
twitter(X)見てると、「終活」の広告が出るんですよ。嫌すぎる。
50代の自分は、無駄なことをやっている時間がない。20代、30代、40代と同じサイトで、就活をしている場合じゃない。
転職サイトで、
ぽち、応募、お祈り。ぽち、応募、お祈り。
…こんなことを毎日繰り返してちょっと思考停止に陥っていました。この「ぽち」を100回繰り返していたら就職できるかもと思っていたけど、もうやめた!

情報収集!

ある女性向けのキャリアセミナーで「とにかく情報を集めないといい仕事には出会えない」という言葉に出会いました。
そうだよな、同じ転職サイトばっかり見ていちゃダメだ。と思って、いろいろ情報を探したりセミナー動画を見たりしました。
そんな時に、この本に出会いました。

カジュアル面談を経る選考の話ですが、著者自らの体験から様々な視点で転職について書いています。また著者以外の寄稿による面談の体験記もあり、とても参考になりました。というか、リアルな声が刺さりました。
選考する側の体験談の中に「(応募者が)社内のメンターより年上だとつらい」という意見があって、「やっぱり…」とがっくり来ました。
前職では20代~60代の幅広いメンバーで仕事していたし、リーダーも上司も年下で、ペアワークをしていた人も20代で、全然気にならなかったんですけどね…気にならないのはわたしだけだったのかもしれません。
それはともかく、この本で紹介されていたエンジニア向け転職サイト、恥ずかしながら知らなかったものばかりなので、早速登録しました。
特に、LAPRASはTech系イベント参加やnoteやQiitaのアウトプットをスコアにしてくれる仕組みが面白くて、コミュニティ活動やアウトプットが好きな私はがんばりたくなりました。

それから、このnote。

多様な働き方をする人たちを見てきて、周りを気にせず自分のやりたいことを追求し、自分らしく過ごすことが大切だと考えるようになりました。

エンジニアは技術スキルで評価されがちで、自信の無さを感じる方も多いと思います。しかし、実際のところ仕事の能力は技術スキルだけで一概に評価できるものではないですよね。非言語的なスキルもたくさんあります。

なので、仕事以外の経験からくるスキル、例えば、人当たりが良いとか、人を励ますのが得意だというのも重要なスキルと考えるようにしています。そうすると、一見関係のなく見えることでも、仕事の経験値になりますよね!

「人生をRPGのように生きる」ー女性エンジニアMikiさんの仕事に対する価値観が変わったきっかけとはー

なんだか、すごく励まされましたね。
今の私は、エンジニアとしてのスキルは低いかもしれません。コードもほとんど書いたことないし。
でも、いろんな仕事を経験して、仕事以外の経験もたくさんして、うまく言語化できないけど、役に立つことがいっぱいあるはず。
脳内がどす黒いのに「ほんわかしている」「ほっとする」と、謎になごみ系と勘違いされるのも、スキルかもしれません(?)。
とりあえず、文章は褒められるし書くのが好きなので、これからもがりがり書いていきます。

資格試験は…

AWSの資格試験、さらに上位に挑戦したいとおもってはいたんですが、結局実務経験がないとブレインダンプ系に頼らざるをえないみたいで、一旦休止しようかと思っています。
というのも、これまでの就活で、資格が全然武器にならなかったからです。前に「武器になります!」と偉そうに書いてしまってごめんなさい。でも、20代30代なら効くんじゃないでしょうか。

それより「やってみたいな」と思っている技術を、ちゃんと手を動かして(試験対策の丸暗記でなく)習得したいと思います。そしてそれを見える化していくのがいちばん効果的のような気がします。そして、多分、楽しい。

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