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【映画レビュー】いつかの君にもわかること

Filmarksで数ヶ月前からチェックしていた作品。

初めは父の愛や哀しさに焦点を当てた、愛のお話だと思っていたが、物語が進むにつれてジョンの台詞から、主人公は子供だったと分かり私自身がハッとした。

自宅でマイケルが腕に落書きをしている時のジョンの眼差しと、それに気づき見つめ返すマイケルの眼差しが交差しているシーン、台詞もなくただ時計の秒針が聞こえるだけなのに、計り知れない愛情が溢れている気がして胸があたたかく、苦しくなった

とても単純なことかもしれないが、最後のマイケルの表情はこれからの人生でも沢山思い出して、その度に幸せや愛情や家族や生命について誠実に向き合っていきたいと思った

そしてなんといっても、演技なのか、本物なのか分からなくなっちゃうくらいの親子愛を感じた。撮影前からジェームズとダニエルが2人の時間を重ねていたと聞いた時、とても納得したし、この作品に込められた誠実さや愛がとても尊いものだと感じ、大切な作品と出会えたと思った。


映画は内容だけでなく、出演者やスタッフ、関係者で作り出すものだ。
きっとこの作品の現場はとっても暖かくて愛しい瞬間が沢山散りばめられてたのではないかと、この写真を見て感じた。
そういう本物が沢山込められた作品をこれからも大切にしながら、わたし自身の本物の尊い感情も豊かにしていきたい。

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