ずっと怖くて言えなかった。
自分が考えている事を表に出す恐怖。

子どもの頃、少しでも口答えしようものなら血相変えた父が怒鳴り、手を上げて殴るフリをして威嚇して来た。
当時は石炭ストーブの時代で、石炭の灰を取り除く為の道具などを振り上げ威嚇したり叩いたりする。父の機嫌が収まるまで、ただひたすら耐えるしかなかった。
今、これを書いている段階でさえ
昔の恐怖が蘇って涙が止まらなくなる。

なのに、
「親のことを悪く言うあなたはおかしい。」
と言われる。
なんで、ひどい目にあって居るのに言ってはいけないの？
親だから全て正しいと？

あなたの当たり前が世間の当たり前であるとは限らない。

ちょっとでもおかしいと思ったら、
声をあげて良いんだよ？
それがコミュニケーションって言うものだから。
一方的に怒鳴り散らす事がコミュニケーションじゃないからね？
(毒親は〜今だにやらかしてくれる。私の話は一切聞かず、自分の言いたいことだけ喋り倒す。)
毒親がやっている事を正しいと信じて、周りの人とのコミュニケーションに応用してしまうと上手くいかない。
間違ったやり方を親から学び、上手くいかないのは自分の責任ってさ。
自分を責めなくて良いんだよ。
学び直せばいいだけ。

私の場合は周囲の大人たち…誰にも理解されず。
それどころか、「我慢しなさい」だけ。
でもさ。
私は。自分の信じることを守り通した。
大人達が「長い物には巻かれろ」「人の縁より金の縁」など訳分からない事を言って来ても信じなかった。
なぜなら？
信じてる大人達が幸せそうに見えなかったから。
自分達が幸せでないのに、なぜ子どもにまで強要するのか意味がわからなかった。
だから、ずっと問い続けた。
「何で？」「どうして？」
そこに私の納得する答えはなかった。
「昔から言われて来たことだから。」
「みんながやっているから。」
子ども心ながら、おかしいと感じた。
だから。
みんなはみんなの考えがある。
私には私の考えがある。
みんなの考えに合わせる必要はない。
子どもの頃の私は思うことが出来たんだよね。
何故かしら。