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エシカルな暮らしを始めるためにーすぐにできることや大切な考え方ー

近年「エシカル」や「SDGs」という言葉が注目されています。
そこでこちらでは、なぜ注目されているのか、またすぐにできることや心の持ち方についてお伝えします。

エシカルな暮らしは自分にも地球にもやさしい選択なので、気負わずに始められる方が一人でも増えましたら幸いです。


そもそもエシカルとは?

エシカルとは、直訳すると「倫理的な」という意味で「人や地球環境、社会、地域に配慮した考え方や行動」を指します。

私たちは日々、物を買ったり、食べたり、使ったりと、さまざまな消費をしながら生活しています。
そのなかで「これはどこで誰が作ったのかな?」「これを買うことは環境によいのかな?」と、一度立ち止まって考えることがエシカルな暮らしへの第一歩です。


なぜ今、必要なのか?

エシカルが注目されている理由の一つ、それは環境問題です。

命の危険とまで言われている猛暑は、私たちが最も身近に感じる地球からのサインではないでしょうか。

そのほかにも、安価で手に入るチョコレートやファストファッションなどの商品は、社会的に立場の弱い人たちが低賃金で生産している背景があります。
学校へ行けずに働いていたり、食糧不足によって幼くして命を落としてしまったりする子どもたちがいることも事実です。

私たちにできることとは?

今起きている社会問題を知っても、具体的に何をすればよいのかわからない方もいらっしゃるでしょう。
そこで、身近なところから簡単にできることをご紹介します。

・水筒やエコバッグを持ち歩く
・使わなくなった物をリメイクする
・フリマアプリや不用品回収ボックスを利用する
・日用品をエシカルな商品に変えてみる

これらのアクションは、ゴミやCO2排出量の削減に繋がったり、物を大切にするようになったりと、いろいろな相乗効果を得られます。

エシカルな商品とは、例えばオーガニックの物や、売上の一部が寄付や支援に繋がる物などのこと。

そのなかで、私がよいなと思った商品があります。
それは「竹歯ブラシ」です。

竹歯ブラシは、プラスチックの物と比べると高いと感じるかもしれません。
しかし、竹には抗菌作用があるため清潔さを保てるほか、実際に利用してみて感じられたよい点がたくさんありました。

・かなり長持ちするため、結果コスパがよい
・手触りと歯にあたる感触がやさしくて気持ちがよい
・毎日目にするたびに「エシカルな実践ができている!」と感じられる

これらは私の感覚ではありますが、日常のなかでこうした些細な喜びや実感があることは、自己肯定感の向上にも繋がると感じました。

身近にできることから、実践してみてくださいね。


実践していくなかで大切なこと

実際にエシカルな生活を送るなかで、私の経験から感じた大切にしてほしいことが3つあります。

1.  完璧を目指さない

私がよいなと思った言葉に「一人の百歩より、百人の一歩」という言葉があります。
これは、一人が百歩進むより、百人がそれぞれ一歩進むほうが大きな成果を得られるという意味です。

先ほどお伝えした実践できることから、1%だけでも可能な範囲でやってみる。
そんな人が増えることが、環境面だけでなく全体の意識にもよい影響をもたらすと感じています。

2. 自分を責めない

ときには、取り組めていない自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
しかし、エシカルな生活を実践するには、経済的・精神的余裕が大切です。

時間がないときや、経済的に余裕がないときは、むしろ今の時代だからこそある便利なものに頼ることも大事だと感じます。

地球のことを考えて、1%でも何かを実践しようとしているだけで素晴らしいということを忘れないでほしいです。

3. 人それぞれであるということ

自分のなかでエシカルを意識すると、自然と外でもそれらのことに目がいきます。
ときには、外側の人や物に対していろいろと思ってしまうこともあるかもしれません。

そんなときに「人それぞれ」ということを意識してみてほしいです。

考え方も生き方も、人それぞれ。
その人が、今どんな事情でどんな環境で生きているのかも、100%はわかりません。
憶測で判断し何かを思うことは、自分自身も疲れさせてしまうため「人それぞれだし、自分は少しでも実践してるからOK!」と、自分のやっていることに目を向けてみてくださいね。


まとめ

エシカルに関わることは、奥が深く、終わりがないといえるかもしれません。
しかし、自分の未来はもちろん、大切な人や子どもたち、遠い国の人たち、そしてこの美しい地球のことを考えると、改めて考え行動することの必要性を感じます。

そのうえで、最も大事なことは、どんなときも感謝を忘れないことです。

今の時代だからこそ、この国だからこそ、経験できることや買える物があります。
その背景と恩恵を感じながら、自分のなかの心地よい範囲で日々の選択をしてみてくださいね。


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