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この時期、ほんとにご用心③

冬、だけじゃなくても、いつ何が起こるかわからない中で日々暮らしている訳ですが、介護をしている母に関しては、夏と冬、特に冬は認知症や体調不良が進行しやすので、いつも以上に注意が必要な、ご用心な季節です。

前回は長文で、内容的にも少しどんよりさせてしまったかも、と少し気になっておりますが、今回も前回の続きではなく、妹と私に起きた大したことのない体験というか、おまけのおはなしです。



今冬の母は発熱もなく、目に見える認知症の進行もなく、
「(私)そういえば今年は今のところ何もないね」、「(妹)ほんとだね」と、平和な日々を過ごしていました。


が、義父が駅の階段から落ちた日(ご用心①)の翌日、私は時々ある眼精疲労からの片頭痛によって日中どよんどよんと過ごしており、夕方にショートから帰宅する母のお世話はキツイと思い、「本日は体調不良。母をお願いできる? ごめん。」と妹にラインを送った。

こういう時、一人じゃないと助かるね。


するとしばらくして、「私も。今日は早引きして、もうすぐ帰る。」と返事。なんと、君もなのか。

いつもよりずっと早く帰宅した妹は鼻風邪のようで、床にうずくまり、んがんが、と苦しそうに口で息をしている。

たぶん二人とも熱はないからコロナじゃないだろうけど、そろってこんなじゃお母さんを看れないし、風邪をうつしてもいけないよね。と、即ケアマネさんに連絡して、ショートの延長やデイ利用の件を相談する。


この日は木曜日、ショートは珍しく週末も空いており、もともと利用予定だった週明けの火・水曜日まで延長して利用可能、とのこと。
そこまで長くなくても大丈夫だけど、ひとまず安心。

明日には二人とも復活するだろうから、明日帰宅してもらって、土曜日はデイにして・・・とこの時点でざっと予定を算段する。


一方デイは、お休みや利用云々というより、私たちの体調不良にちょっと待った! をかけた。

家族が体調不良の場合は、無症状コロナもあるため熱がなくてもPCR検査をして、結果が陰性であれば利用が可能になります。とのこと。

え? 今までもあった片頭痛なのに?
まぁ、鼻風邪は微妙だけど、周りに感染者はいないようだし、えーっ、ちょっと予想外の対応に困惑。

ケアマネさんは、薬局で手に入る抗原検査キットでもよいか聞いてくれたようでしたが、PCR検査でお願いします。とのこと。
きびしーっ。


自分たちは、いつもの片頭痛や鼻風邪だし、と思っているけれど、高齢者を預かっている立場からしたら、そっか、そうなる..…よねぇ.…。


えーっと、
熱があれば、発熱外来で検査はしてもらえるだろうけど、熱がなくてもしてくれるんだっけ?

無料のPCR検査機関って市内にあるの?

病院以外で検査してもらえるところは?

そういえば、妹(次女)が帰省してくる時に、PCR検査してきてたな。
あ、いくらって言ってたっけ?

ショートの利用はできるだけ短い日数にして、来週利用予定のショートはデイに変更したいな。←延長してもらっておいて勝手だな(笑)

なら、さっさと検査して結果をもらわないと。

かかりつけは、以前母の時に「PCR検査の結果は翌日4時過ぎに出ます。」って言った気がする。

で、無料検査所は2日後に結果がメールで届く。か。




うーん、何にも知らないな。
自分たちはコロナにならないって思ってた?

もう、あたふた、バタバタ。
今までいかにコロナが他人事だったか露呈してしまったな。


木曜日はかかりつけが休診なため、金曜日に自分たちの体調不良と、介護施設の利用事情と、PCR検査の希望を伝えたら、発熱外来でPCR検査をしてもらえることになった。

駐車場で簡単な問診をし、試験管のようなガラス容器を渡されて、車中で妹と二人ひたすら唾液を溜めるも、唾液って中々出ないものなのね。笑

お会計をして(診察料・PCR検査は無料)、妹は薬を処方してもらって家に帰る。
駐車場にいた時間は1時間と少し。体調悪い人には辛いよね、この時間。


翌日土曜日。
お昼少し前に病院から「陰性」と連絡が入る。おぉー、早いっ。

すぐにショートとデイへ連絡をし、二人とも陰性だったことや、これからの希望予定を伝える。
ふぅー。希望通りの結果になってよかった。



今回母は初めてショート利用を3泊4日したのだけど、心配だったのは足腰が弱まる事。デイでは歩行訓練をしてもらえているが、ショートではそういう訳にもいかないので、どうしてもショート明けは足腰が弱まる傾向にある。でも、意外と行く前と変わらない様子だったので安心した。


冒頭の、「今年は何もないね」「ほんとだね」は、
「今年は私たちだったね」「でも、それで済んでよかったね」となりました。


あぁ、よかった。


でも、
この時期 ほんとに ほんとに ご用心





おまけ話に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。




ではではでは、また。

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