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会社員の年金は2階建て。老齢基礎年金と老齢厚生年金はいくら受けられる?

「会社員は2階建ての年金が受けられる」…って聞いたことがあるでしょうか。
会社員が受ける国の年金は老齢基礎年金と老齢厚生年金。
それぞれどれくらいの額が受けられるのでしょうか。

老齢基礎年金はいくら受けられる?

老齢基礎年金は職業を問わず全国民が共通に受ける2階建て年金の1階部分です。
20歳から60歳になるまで40年間加入して保険料を納めた場合に満額で約80万円が受けられます。この満額の年金額は毎年度決め直されていて、2023年度は795,000円(68歳以上は792,600円)です。
加入期間が40年に足りないと年金額はその分少なくなります。
加入期間が20年ならば約80万円の半分、約40万円です。
満額の年金で1ヵ月あたり67,000円。これだけだと少ない…と感じる方も多そうです。

老齢厚生年金はいくら受けられる?

会社員や公務員は厚生年金に加入しているので、基礎年金に上乗せして2階部分にあたる老齢厚生年金が受けられます。
老齢厚生年金の額は、加入期間だけでなく加入中の給与額も反映して決められます。
計算式は次のとおりです。

計算式の平均標準報酬月額は賞与も含めた税込月収の平均です(以下、平均月収といいます)。
加入期間と平均標準報酬額に応じた老齢厚生年金額はこちらの早見表をご覧ください。

たとえば、平均月収40万円で40年勤務した場合は、老齢厚生年金額は約105万2,000円(早見表)、老齢基礎年金額は満額の約80万円が受けられるので、年金額の合計は約185万円(月額:約15万4,000円)です。
数十年にわたる勤務期間の平均月収を正確に把握するのは難しいですが、概算年金額の目安としてご覧ください。

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