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岩崎宏美「THE COMPLETE SINGLES」

人生に欠かせないオールタイムベストな音楽をいろいろと紹介していきたいと思います。ジャズ、クラシック、ロック、ポップス、歌謡曲、フォーク、J-Popなど、脈絡なくいろいろと。

「二重奏(デュエット)」「ロマンス」「センチメンタル」「ファンタジー」「未来」「霧のめぐり逢い」「ドリーム」「想い出の樹の下で」「悲恋白書」「熱帯魚」「思秋期」「二十才前」「あざやかな場面」「シンデレラ・ハネムーン」・・・

デビューからのこのあたりまでの、この隙のないラインナップを見よ! 聴け! そして泣け!

・・・と、ちょっと興奮してしまうくらい、岩崎宏美の初期シングルは充実している。

作詞作曲のほとんどを担当している阿久悠や筒美京平もこの頃が何回目かの全盛期じゃないかな。


ボクにとって岩崎宏美はいわゆる「アイドル」ではなかったけど、でも、なんか好きだった。なんというか、人としての感じの良さみたいなものがあって、すごく好感を持っていた。

友達の中には「岩崎宏美なんて可愛くないじゃん」みたいなことをいう奴もいたけど、ボクは可愛いと思っていたなぁ。

早い話、タイプだったんだろう。


というか、顔よりも何よりも、まず、彼女の声と歌が好きだった。

とにかく声が抜群。
彼女のファンでなくてもそれは認めてくれると思う。

なんというか、ホイットニー・ヒューストンやマライヤ・キャリー系のうまさではなくて、言うなれば「デビー・ブーン系」のうまさ(わからんかw)。

正統派で、育ちが良くて伸び伸びしている感じ。
発声の中でちょっと野太くなる瞬間があって、そこの感じも好きだった。

あと、ラジオでDJをやっていて、学生時代よく聴いていた。
番組名は忘れてしまったけど、ヒロリンとかみんなに呼ばれていて、とにかく性格が良かったな。話も面白かった。ユーモアのセンスも良くて、選曲も良くて、と、良い良い尽くし。

そして、デビー・ブーン的なうまさから、円熟味を増し、岩崎宏美しか出せない味になっていく。

特に完成度が高まったのは、1980年。
『スローな愛がいいわ』『女優』ときて、『銀河伝説』『摩天楼』。

このあたりの岩崎宏美のうまさは特筆すべきだと思う。


ちなみに妹の岩崎良美もわりとタイプで。

この人もわりと曲に恵まれていて、『I THINK SO』『涼風』『赤と黒』『あなた色のマノン』『ラ・ウーマン』『タッチ』など、涙なしでは聴けないラインナップ。

浪人時代〜大学時代、本当によく聴いたなぁ。

特に「涼風」は好き。
涙なしでは聴けない唄のひとつ。
あ、もちろん「タッチ」も大好きだけど。よく風呂で歌うけど。


ということで、今回はなんだか軽いんだけど、なんだか書き始めても「好きだったなぁ」という想いしか出てこなくて、関係ない思い出ばかり書きそうだから早々に退散します。


最後に恒例の岩崎宏美「極私的」ベストテンを。

なんか大学時代にリアルタイムで流れてた『聖母たちのララバイ』が若い時は好きだったんだけど、最近は飽きてしまい、初期の曲に回帰してる感じ。

とはいえ、一番は、上でYouTubeにリンクした『銀河伝説』だったりする。これは、映画『ヤマトよ永遠に』の劇中歌だった。泣いた。。。


岩崎宏美「極私的」ベストテン

1. 「銀河伝説」
2. 「センチメンタル」
3. 「思秋期」
4. 「二十才前」
5. 「霧のめぐり逢い」
6. 「ファンタジー」
7. 「あざやかな場面」
8. 「ロマンス」
9. 「ドリーム」
10. 「ファンタジー」



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