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休学のススメ~地域に飛び込んで人生が変わった!?~

学校外での学びや実践を増やすために「休学」を検討している大学生の方、あるいは、大学入学前に自由な学びの時間を過ごしたい!と「ギャップイヤー ※」を考えている高校生もいるのではないでしょうか。

「このまま大学生活を終えて社会人になっても悔いはないか?」
「休学をしたいけれど就職活動で不利にならないか?」

と不安に感じていたりする大学生もいるかもしれません。

そこで、休学・ギャップイヤーを経験し、「地域に飛び込んで人生が変わった」というふたりにお話を伺いました。休学・ギャップイヤーのきっかけや、その間どんな時間を過ごしたのか(過ごしているのか)聞いてみました。

より詳しく話が聞きたい!と思ってくださった方は、1/13(土)にイベントも開催しますので、そちらもぜひご参加ください◎

※ ギャップイヤー(gap year)とは、学生が大学への入学前、在学中、卒業後に就職するまでなどの時期に、留学やインターンシップ、ボランティアなどの社会体験活動を行うため、大学が猶予期間を与える制度のこと。



インタビュー1人目は、現在大学を休学しながら福島県いわき市の温泉旅館で住み込みで働きながら過ごしている、熊谷真輝さん。

ー休学をしようと思ったきっかけは?

茨城大学の3年生を休学していて、今はいわき市に住んでいるんですけど、茨城ではシェアハウスに住んでいました。(そのシェアハウスにも、実はまだ在籍しています。)そこに遊びに来る人たちのなかには休学している人も多かったので、なんとなく自分も休学が選択肢に入ってきた感じでした。

ー休学期間をいわき市で過ごそうと思ったのはなぜ?

「さすかる」というインターンプログラムをシェアハウスの人に紹介してもらって参加したのがきっかけでした。インターンシップ後も茨城からいわきってほどよい距離なので、イベントとかなにかある度に通っていて。若者がなにか手伝ったりすると感謝してくれる人も多いので、ちやほやされるために行っていました。いわきとの関わりしろもたくさん出来てきて、いわきで動いているプロジェクトにも片足をツッコむようになり、そこで過ごしたいと思うようになりました。

でもいわきで暮らすなら収入源が欲しくて、旅館の社長さんに話したらバイトとして雇ってくれて、住み込みで働けることになったんです。滞在費もかからないのはありがたいです。他にも眼科で事務職のバイトもしていて、収入源が2つ確保できたので暮らしていけるな〜と思って。平日はバイト×2をしつつ、土日はイベントのお手伝いなどができるように空けておいている感じですね。

ー休学をすることを、親に反対されたりはしなかったの?

親の一番のお悩みポイントってお金じゃないですか。自分の場合は大学入学と同時にコロナ禍で、キャンパスライフもあってなかったようなものだったというのと、幸い国立大で休学中の学費もかからないってことで、卒業は1年遅れるけど、その期間どこに滞在するのかを伝えたら(親は)大丈夫でした。

ー周りに流されるんじゃなくて、自分で意思を持って流れるような行き方をしているように見えて、すごく素敵だと思いました!

流れるままに人とつながった感じですね~。「休んだから(休学しているから)なにかしなきゃ」みたいな意識はなくて。自分が何かしなくても何か起こる場所なので。その流れに自分が乗って、そこで出会うひとたちからなにか一個でも盗むって思って過ごしています。1月13日のイベントでは、自分が話すことで、”休む”ことにハードルを感じないでいられる人が増えたらいいなと思います。

*  *  *

インタビュー2人目は、イギリスの大学を休学し、旅をしたりして過ごしたあと大学を辞め、「さとのば大学」に通っていた黒澤季理さん。「さとのば大学」では島根県海士町で1年を過ごし、現在は広島県の離島、大崎下島で「くらしを、自分たちの手に取り戻す」がコンセプトの「まめなプロジェクト」に参画しながら暮らしています。

ーきりくんは、イギリスの大学に通っていた時に休学をしたんだよね?

はい、ギャップイヤーパート1が2020年度で、原付で西日本を旅したり、気が済むまで本を読んだり、バイトをしたりして過ごしていました。その時はまだイギリスの大学に在学したままでした。
その期間に、さとのば大学の4年制コース(現:旅する大学コース)が始まるって分かって、しばらく迷ったのち、ギャップイヤーパート2として2021年度は大学を辞めて、さとのば大学に入学しました。

ー結果的にさとのば大学に通っていたのは1年で、今はフリーランスになったけれど、もともとそのつもりだったの?

はい、1年か2年くらいかなぁって思ってました。そのあとどうしたいとかはなかったけど、なんとなく働いていそうとは思っていたかもしれないです。

ー「さとのば大学」時代は海士町で暮らして、今も広島の島暮らしているけれど、もともと地方での暮らしに興味があったの?

もともと自然に囲まれているのは好きだったけれど、「地域」とかにすごく興味があったわけではなくて。海士町に住んでみて、都会にはもう住めないなって思いました。知らなかったけど、住んでみてそういう体だって気づいた、みたいな。

でも、休学していた頃に、「年収200万だけど食卓が豪華」みたいな、海士町での暮らしの記事を読んだことが記憶に残っていて。当時「生きる意味」とか「幸せってなんだろう?」ということをよく考えていたから、そういう暮らしや幸せのあり方について知りたい、自分の目で確かめてみたいと思ったのがきっかけでした。

ーこの記事を読んでくれているひとへ一言!

最近、「自分のからだが生きたいと思った場所に行かせてあげる」とか、「したいと思うことをさせてあげる」のが大事だと思っていて。だから、人生で行ってみたいけれど行けていないところがあるなら自分を連れていってあげてほしいです。

そして、休学したい・休みたいって思うならそうしたほうがいいし、この「休学のススメ」イベントにも、参加したい!って思うならぜひ参加してほしいなって思います。

*  *  *

こんな素敵なふたりの話をより詳しく聞きたい!と思ってくださった方は、ぜひ、1/13(土)に開催のイベントにご参加ください◎

さとのば大学では2024年4月から、これからの進路を模索中の方・他大学を休学対象として10ヶ月間地域留学する「ギャップイヤーコース」を開講します。地域で暮らしながら、プロジェクト学習を主軸とした学びと活動の伴走支援が受けられます!

▼こんな人におすすめ
✓一歩踏み出したいけど、勇気が持てないでいる方
✓日本のおもしろい地域に興味がある方
✓自分でイチからプロジェクトをやってみたい方
✓大学での学問を現場での実践から捉え直して結びつけたい方

興味のある方はぜひホームページをご覧ください!


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