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言葉のことばかり【線の内側】

ホームの黄色い線

駅のホームで電車待ってると、
「黄色い線の内側に〜」って
アナウンス流れるじゃないですか。

みんな線の手前に下がりますよね。

だけどあれって内側なのか

黄色い線というものの内側だとすると、
黄色い線のに立たないといけない…
そんな気がするのは私だけでしょうか。

あ、私だけね。

そもそもホームの黄色い線って
線じゃない気がする。
あれ、面じゃない?

まあそんなこと言ってしまえば
この世にある線はぜんぶ、
拡大鏡で見れば面ですよね。

囲まれてこそ内がある。

内と外がすごくわかりやすいのが
相撲の土俵ですね。

丸く囲まれているから、
誰が見たって内は内、外は外。

これがただの直線だと、
こっちから見れば内側だったものが
あっちから見ると外側になる。

トラックを一周回ったら
スタートラインがゴールライン
なったりする。

線は単に境界を分けるもので
どっちがどっちというのは
そのときによって違うよなと思います。

さて、ホームの黄色い線。

あの線は考えてみるとかなり特殊で、
どこから始まってどこまで続くか
よくわからない。

ひょっとしたらホームの端から
次のホームに続いてる
のかもしれない。

だとすると山手線なんかは
土俵と同じなのかもしれないですね。
ぐるっと囲まれている。

あ、内回りはいいけど、外回り
黄色い線の外側に上がってお待ちください。
かもしれないですね。

魔法の黄色い線

ホームといえば、
前に見かけたんですが

下りのエスカレーターで
降りたところで立ち止まってしまう
おばさんがいて、
後から降りてきた人が溜まっちゃって
あれれってなってた。

たぶん降りた瞬間、
もう別のこと考えちゃってたんだと
思いますけど、ありがちですね。

ひょっとするとおばさんの前に
見えない「魔法の黄色い線」が
あるんじゃないか。

なんて思ってしまいました。
↓はエンディングテーマ(イメージ)です。

次回の言葉は「もちもち」です。

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