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言葉のことばかり【渋滞】

渋滞を楽しくする方法

もうすぐゴールデンウィークですが
GWと言えば渋滞ですよね(何で?)
ドライブは楽しいですが渋滞がね。

渋滞んときってヒマですよね。
みんなで楽しくおしゃべりして、
楽しく時間を過ごせればいいんでしょうが
みんな寝ちゃって、運転してる自分だけが
取り残されるってことも多いはず。

そんな時間を楽しくしてくれる
サービスがなんかあってもいいと思います。

たとえば、あの渋滞表示の電光掲示板。
渋滞何キロっていう情報も大事だけど、
ただでさえノロノロ走ってるんだから、
何度も何度も現れて、
逆にイライラしちゃいます。

あれで、クイズなんか出してくれたら
いいんじゃないですかね。
答えは何キロ先。なんつってね。
答えがわかんないまま次の出口で出ちゃう
ってこともありそうだけど…。

あと、JHの道路情報ね。
今いる場所の渋滞情報を教えてくれる。
もちろん情報は大切なんだけど、
今ハマってるんだから
渋滞してるのは知ってるわけで、
どんどん気分が重くなっていきます。

情報は情報として、なんかおもしろいこと
言ってくれないですかね。
せっかくその場所にいるわけだから、
ご当地情報とかね。

実はこの場所は、
伊能忠敬が計測し間違えて
引き返してきた場所なんですよ。とか…。

なんかくだらないことの方が、疲れとれそう。
道路情報の最後にひとこと言えばいいんだから
カンタンなことです。

「渋滞の前後では、追突事故が…」とか
マニュアル通りに言うより
事故防止に効果がありそうな
気がするんですけどね。

あ、センス悪いとよけいに疲れるから、
ちゃんとした人が作らないとダメですよ。
道路公団にそれを望んでも…
やっぱりやめた方がいいかもしれません。

渋滞はなぜ渋い

渋滞ってイコール交通渋滞になってますが、
物事が滞って進まないこと、なので、
もともともっと意味は広いはずです。
仕事はほとんど渋滞してますしね。

最近は交通渋滞がデフォルトで、
そこから逆に派生して
「この漫才はボケが渋滞してる」なんて言う。
なんか面白いです。

しかし渋って滞る、ってかなりつらい。
「渋」は字を見るだけで渋そうです。
なんか渋柿食べたときの口の形みたい。

あのすぼめた口はものが通りそうにない。
だから渋滞、ってことではないでしょうが。

渋いは正確には味じゃないですね。
辛いと同じで刺激だと思います。
「渋い」の反対と言われたら「甘い」だけど
「甘い」の反対だと「苦い」って言いそう。
子供に聞いたらたぶん
「甘い」の反対は「不味い」って言うね。

渋いは「シブい」と書くとまた違う。
シブい大人は不味くはないです。

「渋い」は簡潔で微妙で控えめな美を表現するための日本語である。室町時代の「渋し」が起源であり、未熟な柿のようなすっぱい、あるいは苦い味の事を元来は意味していた。他の日本の美意識を表す語、「粋」や「侘び寂び」のように、「渋い」も芸術や流行のみでなく様々な場面で使われている。

出典:野村美術
https://nomurakakejiku.jp › lesson_lineup › shibui

なんか落ち着いてます。
渋滞のイライラした感じとは真逆な気もする。
だけどよく考えると渋滞も
航空写真で見ると動きがない落ち着いた状態。
なるほどなかなかシブいですなあ。
ちょっと違うか…。

渋谷なんかは地形から来てる名前(谷にある)
だと思いますが、まったく落ち着きはない。
そういう意味では全く渋くはないですね。

次回の言葉は「元を取る」です。

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