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【おもしろいの正体:19】アイデアもカレーのように寝かせるとうまくなるのか

まずは自分が
おもしろいと思うのが
スタート。

何かを思いついたとして、
最初は自分がそれをおもしろいと思う。
当たり前ですね。

いや、すごいこと思いついちゃったよ。
オレってさすが、なんて思う。

で、次の日それを見て
あれ?って思う
ことありますよね。

昨日あんなにおもしろいと思ったのに
今日見るとそうでもない。
なんで昨日はあんなに
盛り上がっちゃったんだろう。と思う。

文章なんかは特にそうですね。
書いてるときはノリノリで走ってる。
調子のいいときの方がヤバい。

トランス状態、とまでは言いませんが、
ノってるときは自分と自分の会話になる。
自分だけがわかる自分だけの世界。

次の日
別人の目線で見てみる。

自分で自分を見る。

だから思いついたことを
一晩寝かすのは効果があります。

次の日は別の人の目線になれる。
自分を客観性を持って見てみると

ノリで書いた文章は無駄が多い。
自分だけがわかる、になってる。

仕事だとだいたい
締め切りギリギリまで考えるから、
一晩寝かせるなんてできない
ことが多い。
たとえば夜中までやって翌日プレゼンとか。

で、発表してるときにアレ?ってなる。
これは怖いです。

だからできれば、1日前に仕上げるといい。
できれば、です。なかなかできないけどね。

もしくは作業を2クールで組み立てる。
1クール目は荒くていいから
とにかく最後まで完成させる。

で、一晩寝かせて、翌日全体を見てみる。
たぶんものすごく直すとこが見つかります。

瞬発力と構成力。
それぞれのよさ

2クールで考えるなんて面倒だ。
最初から気をつけながらやればいい、
なんて思ってると絶対おもしろくなりません。

スタートから破綻を気にして
これどうかな、大丈夫かな、と思いながら
考えてるとちっちゃくまとまってしまう。

こっちの方が問題。

最初は勢いで考えるべき。
思考にブレーキはかけない方がいい。

ノリって大切で、すごく貴重です。

ゾーンに入る、ってあるけど、
もし調子が出てどんどん進み出したら
絶対止めない方がいい。
一回止まるとなかなか復活できない。
だから勢いは殺しちゃいけない。

1回目は瞬発力。2回目は構成力。
って考えるとわかりやすい。

そして逆もある。

綺麗に整えると気持ちいいですが、
まとめすぎると爆発力がなくなります。

完成したものは腑に落ちるけど驚きがない。

未完成のよさってのがあります。

本当の完成は、
ちょっと完成してない
部分を残すこと。

その完成していない部分にあるのが
参加性です。

見ている人に考える余地を残してあげる。
人の考えを受け入れるだけじゃなくて、
自分も考える、そんな場所を残しておく。

すると人は自分も考えたと認識してくれるので
その考えが好きになる。

結末のわかる夢を
見たことがない。

夢を見ていて、目が覚める瞬間に、
だめだ、いま目覚めたら
永遠に結末がわからない
と思った。
ということがありました。

変な話ですが、
夢にラストシーンってないですよね。

普通、夢で結末を見るのは不可能です。
終わったみたいでも目覚めなければ、
そのまままた続いてしまう。

結局どうなったのかわかんない。
だけどそこがおもしろいような気もします。

特に画像に意味はないです…

解決していないことには
魅力がある。

思いついたことを一晩寝かせて調整し、
完成度を高めることは大切ですが、
ギリギリ完璧にしないという調整ができれば
それがいちばん魅力的だと思います。

未完成というと危うい感じもしますが、
未来に向けての空気穴を開けておく、
というイメージで捉えるのがいい。

完結しないで先に繋がるイメージです。

一晩寝かせて翌日、修正点が見つかるのは
脳が前日考えたことを整理してくれるから
じゃないかと思います。人間はすごい。
忙しいときこそ睡眠は取った方がいいです。

そういう夜に見る夢は
アタマにその残像が残ってるので、
なんだか妙なストーリーになりそうです。
まあそれもおもしろいかと。

ということで次回は

【おもしろいの正体:20】ちょっとまずい、は、うまい。

気が向いたら、また遊びに来てください。

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