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コメダ珈琲に並ぶ女子高生

木曜日の18時15分。エスカレーターを昇りながらコメダ珈琲を眺めると、女子高生っぽい3人衆が並んでいた。

「学校帰りにコメダに寄るなんておしゃれだなぁ」と思いながら、ダイソーに向かう。

私の高校生活といえば、0限〜6限をこなし、部活で走り回り、へとへとで家に帰る毎日だった。カフェに寄る元気も時間もなかった。というか、帰り道にカフェがない。

福岡にコメダ珈琲が上陸したのは2013年らしい。すでに大学生だった。かといって大学生でコメダ珈琲を謳歌したわけでもない。オレンジ色の文字と粋なおじさんを「コメダ」と認識したのは、ここ数年の話である。

高校帰りに立ち寄った飲食店で覚えているのは、「モスバーガー」「マクドナルド」「ビッグボーイ」だ。失礼だが「コメダ行かん?」のおしゃれさには到底及ばない気がする(好きだけどね)。

いろいろと忙しいであろう高校生が、コメダ珈琲に「わざわざ」並んでまで入りたい理由が気になった。

彼氏の話?先生の話?話題のTikTokの話?それとも「とりあえず」話したい?

だとしたら「とりあえず」にコメダ珈琲をセレクトできるの、うらやましいなぁ。

ホームページをのぞいてみたら、オレンジジュースが560円〜800円と書かれていた。物価の違いだろうか。いずれにしても「とりあえず」のオレンジジュースに560円は、30歳のわたしでもちょっと高いと感じてしまう。

いいなぁ。「とりあえずコメダ」ができて。リッチだなぁ。おしゃれだなぁ。もし私の高校生活にコメダ珈琲が存在したとしても、行けなかったよ。絶対。

とかなんとか妄想しながらホームページ見ていたら、コメダ珈琲の正式名称が「珈琲所 コメダ珈琲店」であることに気がついた。

まだまだだなぁ。

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