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あんみつ姫を紹介したいだけの記事【LGBT】

書くメシU30sマガジンの今週のテーマは「LGBT」。
ただ色々考えたところ、僕にはLGBTについて、そこまで語るほどの経験も、持論も持っていないなと気がつきまして、語ることがないぞ、困ったなと頭を抱えてしまいました。

そこで今回は、なぜ僕がこの問題に持論を持っていないのか?ということと、LGBTと聞いてすぐに思い浮かんだレジェンド的なエンタメステージをご紹介する簡単な記事にしたいと思います。


LGBTを全然気にしていない

LGBTの話はつまるところ、多様性を認めるかどうかの話だと思います。伝統的な価値観ではLGBTが認められないように、多様性の対抗馬には、よく伝統や慣習、思い込みが走っていることが多いです。

で、僕はいうと、伝統や慣習からかなり距離を置いた性格でして、どんな多様性も素直に受け入れる、というより気にしません。良くも悪くも、目の前の相手がLGBTかどうかに僕は興味がない。

もちろん、友人知人でLGBTの方もいるので、そういう方が息苦しい社会は変えたいと思うし、啓発的な活動をされているのも応援したいと感じます。でも例えば同性婚の話において、自分が当事者でないので、社会をよりよくするために必要とわかりつつも、あまり興味が湧かないのが本音です。ヨーロッパで起きている難民問題と同じくらい、当事者意識を持ちづらいが故に、どこか遠い出来事として見てしまうのです。

でも僕はむしろこの「そのカテゴライズに興味がないスタンス」が、最も多様性を尊重できる思考なんじゃないかなと思ってます。特定のマイノリティに名前をつけて、これはこれ、あれはあれ、と「分ける」ことは逆に多様性を認めにくい社会につながります。

「あなたは○○だからこっち、あなたは△△だからそっち。あれ?あなたは◇◇なのにどうしてここにいるの?」といった具合に。

だから、分けないほうがいいと思います。「ちがう点もいくつかあるけど、そんなに気にせずみんな同じ人間さ」と、ちがいに過度に反応せず、ふ〜んあなたはそうなんだねと、他と一緒に「含めて」軽く認めちゃうような社会のほうが素敵だなと。

もちろん、まずは知ることから始まるので、LGBTを知ってもらうための動きは大切です。ただ声高に叫び過ぎると、含めないで分ける方向に進みやしないか...と心配になることもあります。

そんなわけで、良くも悪くも(きっと僕の知識不足や想像力不足もありそうですが)、僕はLGBTの問題にあまり興味がありません。


参加型ライブステージ元祖「あんみつ姫」

LGBTのテーマから脱線しそうですが、このテーマで振り返ってみてすぐに思い出したのが、福岡が誇る最強エンタメステージ「あんみつ姫」でした。


最後に行ったのはもう5年前くらいですが、エンタメのステージとしてここまで昇華されているものもそうそうないです。控えてに言って超楽しかった何これ。

秋元康さんがあんみつ姫のステージを見て、AKBのような参加型ライブの着想を得た、とまことしやかに囁かれるほどのクオリティ。

明らかに男性な顔立ちの人もいれば、ふつうに可愛い女の子に見える人もいて、でもみんなLGBT。サイトのドメインは直球のokama.com。煌びやかな衣装のダンスパフォーマンスだけかと思ったら、芸人顔負けのコントやトークのほうが半分以上(笑)。下ネタのスパイス多めなのに不愉快感はなく、ずっと笑いっぱなしでした。※どこに座っても観客みんな漏れなくイジられるのでそういう覚悟だけしておいてください(笑)

ステージに立つ彼女らが日頃どんな苦悩を抱えているかはわかりませんし、マイノリティ故に傷つけられた経験もあるかもしれません。でもステージ上の彼女らは最高に輝いていて、最高にプロだった。マイノリティだから、LGBTだから、という「分ける」考えはあの場にはなく、漏れなくみんな笑って楽しんでね〜という野太い声のメッセージに包まれていたように思います。


だから、みなさんも一度はあんみつ姫を見に行きましょう!←え?

あ〜いろんな人がいるんやなぁ〜。とみんながちがいを気にしなくなれば、もっと多様性ある世界になるんじゃないかな。

ここまで読んでいただいて本当にありがとうございます! 少しでも楽しんでいただけましたら、ぜひスキをお願いします!