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楽しかったね!2022/12/10・11


大学時代の友人が東京に遊びに来てくれた。
その備忘録として__


目が覚めて、寝ている二人の姿をぼんやりと眺めていた。
はるばる長崎と北海道から来てくれた二人が私の家に泊まり、こうして目の前で寝ているという現実に実感が湧かず幻を見ているような感覚だった。
こんなことってあるんだな、幸せだな。
数時間後にはいなくなってしまうのかと考えると寂しい気持ちになった。
二度寝するのが勿体無くて、できる限り起きてようと決めた。
BGMで流していた音楽をこっそりカーペンターズに変えた。天気の良い爽やかな朝にぴったりで、寝ている側にとっても眠りを邪魔しない心地よさがあると思ったから。

この詩のことを思い出した。

いつまでも 
そんなにいつまでも
むすばれているのだどこまでも
そんなにどこまでもむすばれているのだ
弱いもののために
愛し合いながらもたちきられているもの
ひとりで生きているもののために
いつまでも
そんなにいつまでも終わらない歌が要るのだ
谷川俊太郎「すてきなひとりぼっち」


記憶は、思い返す季節によって形や大きさを変える。
別件で人を傷つけてしまい罪悪感で複雑な心境ではあったが、それでも今日という日が晴れてくれて本当に良かった。

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