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運動会とお遊戯会2

 運動会やお遊戯会は子供が主役、という話をしたと思います。絶好の機会ですから、子供の様子を記録に残したいという気持ちは当然ですし、悔いが残らないように親も楽しみたいものです。一方で見方を変えると、これらのイベントは非日常ですから日常の規律で隠されて見えないことを発見できる貴重な機会であるのも事実です。
 次回テーマの「参観日」でも書きますが、これらの日は唯一親が、子供が主役である園や学校がどんな感じなのか確認することができる日です。ですので、子供が競技で活躍している合間に子供がどんな環境で生活しているのか確認しましょう。担任の先生がいたら、様子を見守り行動を観察してみてください。暇そうにしていたら労いの声を掛けるのもいいかと思います。忙しいようであれば、止めましょう。
 特に子供への接し方や、指導の仕方、笑い方、ほめ方、怒り方など、非日常の運動会では、ある意味その人の素が出ていると思います。可能であれば言葉遣いを確認したいです。子供に敬語を使う先生は少数派だと思いますが、それぐらい丁寧であれば子供を尊重し一人の人間として見ている証です。
 また、自分の子供の友達とその友達の相手に対するやり取りの仕方、接し方、話し方、笑い方が、不自然でないかどうかなどは、その子供の生活環境を現すときがあります。
 運動会などでは、お昼ご飯を子供と一緒に取ることがあると思います。お腹がすいた子供は御飯に夢中で、考える余裕がないので正直に答えます。是非運動会の感想を聞いてみてください。「楽しい?」「楽しかった?」という質問ではなく、「今日の運動会はどんな感じ?」という聞き方ですと、色々感想を聞かせてくれると思います。この質問は晩御飯の時でもいいです。ネガティブな回答が来たら、「なんで、そうおもったの?」とさりげなく一回だけ聞いてください。同じ質問を二回すると子供は構えてしまい、本当のことを言わなくなるからです。
 他にも見るところは沢山あると思います。自分の子供を見ることはもちろん大切ですが、子供の成長に大人がちゃんとサポートしているか確認しておくと、後々役に立つと思います。

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