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レコードの低音ハウリングが、たぶん解決した話

最近まで、レコードで低音がハウリングする現象があり、ネットの解決方法でも解消せず、どうしたもんかと悩んでましたが、解決したのでここにメモっておきます。
もしお悩みの方いれば、参考になれば幸いです。


低音ハウリングって何が起こってた?

症状としては、以下の通り。

  • クラシックの弱奏部で、「ブーン」という低音が徐々に強くなっていく。

  • 強奏部では起きない。ダイナミックレンジが高いポップスやロックでも起こりにくい

  • 曲間の無音部ではならない場合もある。

  • バチノイズなどが鳴ると一旦収まる

  • 新品や比較的近代の録音などでは出にくい場合もあるが、概ね出る

私の解決策:ラックを壁から離す

私で効果のあった解決策は、レコードラックを壁から離すことでした。
当初は壁にレコード背面がぴったりついていた状態でした。
一般的なレコードプレーヤーだと、背面はケーブルが飛び出すのでぴったり壁に寄せることはできないんですが、technicsのSL-1200MK7はケーブルが奥まったところにあるので壁にぴったりつけることもできるんですよね…そこが盲点だったともいえるかも。

SL-1200MK7の背面。ケーブルが飛び出ないのです

SL-1200MK7はめちゃくちゃしっかりしたインシュレーターがあるので、地面やラックを伝った振動は来ないはず、と思ってましたが、背面はそりゃ振動しますよね…と。壁に反射する低周波が針に伝って徐々にハウって…ということかと。

低音ハウリング起こしたときの基本的なお作法

私の場合は、プレーヤーの背面が壁に接触してたことでハウリングを起こしていた、という現象ですが、多分あんまりないパターンだと思います。というか、レコードや音響機器を壁から離すこと自体、基本的な作法だったりします…?
今回、低音ハウリングの解消ということで集めた知恵をまとめます。困っている方は引き続き活用してください。

機器を水平に保つ

レコードプレーヤーが傾いていないかチェックしてください。2千円くらいで水平器が売っている他、スマホの傾きセンサーを使った水平器アプリもあります。
ただ、スマホの場合カメラレンズが邪魔して測定がむずかったりします。ちなみに、7インチアダプター付き水平器とか、水平器付きスタビライザーなんかも世の中にあって、それはそれで便利そうですよね。
大体の機種は、脚部のネジで微調整ができます。できない場合は足に何かを挟んだりして調整ですね。

針圧を適切にする

お作法通り、ゼロバランスをしっかりとって、適正針圧にしましょう。デジタル針圧計も購入したんですが、レコード側の目盛でちゃんと指定の針圧になっていたことが分かったので、ちゃんと手順通りにできるなら、デジタル針圧計は無理に買わなくてもいいと思ってます。

針先や盤面の汚れをチェック

たまに糸くずを針が巻き込んで、ヴヴヴ…と唸る時があります。そのままは針にもよくないので速やかに取ってあげてください。埃を取る時はピンセットをつかうか、スタイラス専用のクリーナーで。指で触ると一撃で折れたり曲がったりしますから絶対NG。
レコード盤面は再生する前に軽くひと拭きするくらいの毎回の手間をかけてあげましょう。静電気に注意。

生乾きのレコードで再生しない

入念に掃除することは望ましいのですが、湿式クリーナーを使ったときは、乾式クリーナーやクロスで磨き上げして生乾きの状態で再生しないようにしましょう。

アースをつけるorはずす

レコードやアンプにはアース線をつけることができます。ノイズが出る時はアース線をアンプやフォノイコライザーにつなげてみましょう。逆につなぐとノイズになることもあるので、ダメだったら外しましょう。

静電気を除去する

冬場の乾燥した部屋だと、バチバチに静電気を蓄えるので、静電気を除去しておきましょう。スプレータイプのレコードクリーナーはかなり効果があります。湿式クリーナーでもOK。乾式で擦ると静電気が増します。
ターンテーブルマットがゴム製だとマット側も静電気がたまるので、ウエットティッシュなどで拭くと収まります。静電気の発生しにくい、コルク製や和紙製のターンテーブルマットなんかもありますね。
お金があれば、ピストル型静電気除去器カッコいいですよね…私は持ってません。

サブソニックフィルターがあれば使ってみる

昔のアンプには大体あったそうですが、「サブソニックフィルター」と呼ばれる、20Hz以下の低音をフィルターでカットする機能があるなら、使ってみてください。使わなくて済むなら使わないほうがいいですが…

フォノイコライザーPE-505にはサブソニックフィルターあります

インシュレーターを変えるorプレーヤーの足に何か挟む

地面やラックからの振動が原因となる場合は、振動を吸収できるようにします。カッコいいインシュレーターを用意できればいいですが、ゴムマットや発泡スチロールなどでもよい場合も。
ちなみに、耐震のジェルマットってインシュレーターに意外といいんじゃないかって思ってます。私はフロントスピーカーに使ってますが、これは完全に耐震対策で音質のことは考えてないですが…。最近多い地震対策もできて一石二鳥ですね。
なお、インシュレーターをつける、何かを敷くなどした時は、必ずもう一度機器の水平を確認しましょう。

KEF LS50に使ってる耐震ジェル。いい音よりも地震対策…

他機器からの振動が伝っている

近くに他に振動するような機器、例えばCD/DVD/Blu-rayドライブや、扇風機、空気洗浄機、PCなどがあると、その振動が伝っている可能性があるので、場所を変えましょう。
ひょっとしてですが、スピーカーが近すぎるのも原因かもしれないので、スピーカーと距離を取る、スピーカーの振動が床などを伝わらないようにスピーカーの下にインシュレーターやゴム板などを敷くなどです。

スピーカーが壁際なら、少し離す

スピーカーが壁際や部屋の角にいると、低音がモリモリすることがあるので、若干離してあげましょう。別に数メートルも離す必要はなく、拳2~3個分離れていれば、十分な気がします。

一時的な解決は音量下げるしかないが…

低音ハウリングは、アンプが一定音量以上で発生するので、アンプの音量を下げると一旦は解決します。解決しますけど…かなりの小音量までさげないと収まらないと思うので、大音量でレコードをがっつり聞きたい人(←私)には、これはだいぶストレスです。
どうにか、低音を下げることなく低音ハウリングが解消できればいいですね。

無駄話をしないつもりが、わりと結構な分量になってしまったな…🤔

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