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オーディオ再考1.私のオーディオ事始め

しばらく放置していたnote、せっかくなので仕事(本職・副業)でもなく、SNSで書くような内容でもないな…というネタで言うと、オーディオネタが色々あったので、ここでつらつらと書いていこうと思っています。

私のオーディオ遍歴ざっくり

オーディオと言っても、経験してきた時代でだいぶ変わってきて、しばしば生きている時代が違うことでのすれ違い論争をしていることがあるので、とりあえず自分のオーディオ遍歴(どの時代を生きてきたか)を明確にしておきます。

  • ~1999年、オーディオなんて知らん?些細な興味

  • 2000年代、やむを得ない事情でヘッドホンを使い始める(住環境と予算)

  • 2010年代、ヘッドホンとDAPの極み

  • 2020年代、ついにレコードに手を出す

ヘッドホンは私の一時期のライフワークでもあったこと、レコードは今最も熱いマイブームなので、メインコンテンツとなる予定です。まずは、その前段の話を少ししようと思います。

~1999年、オーディオなんて知らん?時代

私のオーディオの本格的な取り組み(正確に言うと、自分で稼いだ金をオーディオに使い始めること)は2000年に入ってからです。なのでそれ以前のオーディオ界隈のことは、教科書に書かれているレベル(?)のことしか知りません。音楽=CDであり、ちょっとナウい人ならMDも使っていた、という時代でしょう。

かといって、じゃあオーディオに全く興味がなかったかというと、そうでもなかったです。私は、オーディオというか、機械いじりが幼少期から好きでした。
当時父親が給料叩いて買った新型のVHSビデオレコーダー。早い段階で、当時の私(幼稚園児)におもちゃ扱いされます。親は壊されてはたまらない、なんとかならないのか、と当時の幼稚園の先生に相談したそうですが、幼稚園の先生からは「壊れたらそれまでと思って、子供の興味を阻害しないであげてください」と言われたそうです。

その結果、当時の私は、むしろうまい事操作を覚えてしまいました。
父親が、朝、仕事に行く前に新聞のテレビ欄を見て、見たい番組の録画予約を依頼、実際の予約は私がやるというワークフローが完成しました(笑)。当時のビデオレコーダーはシンプルに、開始時間・終了時間を指定して予約するタイプです。
思い出すと、幼稚園の頃、音が出るモノへ妙に興味を持っていました。各教室や体育館にあるスピーカー、そして屋外の庭にあるホーン型スピーカー。放送室は体育館にあって、そこでレコードやカセットテープで音楽をかけたり、マイクでアナウンスしたりしていた、というのが、なぜか当時からの数少ない記憶のひとつで残ってます。幼稚園の頃に、レコードが動いているシーンを目撃できたのは、ある意味で貴重な経験でした。小学校以降は完全にCDに移行していましたからね。

小学生のある時期、小型のアクティブスピーカーに興味を持って、近所の電気屋にある、千円程度の安価なものを何個か買っていたことがあります。多分これも、音楽が聴きたいのではなく、オーディオ装置に興味を持っていたからだと思います。当時のオーディオと言えば、スピーカー一体型ラジカセがメインでした。放送室のように、オーディオを操作する場所と、実際に音が鳴る場所が違うという仕組みに、興味を持っていたのでしょう。セパレート型ミニコンポまではさすがに手が出なかったですし、興味の優先度はそれより戦隊おもちゃとかTVゲームが上だったので…。

初めて買ったCDは「空と君の間に(中島みゆき)」、初めて買ったアルバムCDは「クロノトリガーオリジナルサウンドトラック(光田康典・他)」でした。クロノトリガーのほうは今も当時の現物を持ってます。今なお名曲ですよね。

2000年代、やむを得ない事情でヘッドホンを使い始める

2000年代は大学生~社会人はじめの頃です。
この当時は一人暮らしをしていました。大学は大学近くのアパート、その後就職は札幌に本社がある企業でしたが、東京への長期出張が多く、その場合は家具付きレオパレスを会社で借りてもらい、体一つで現地に滞在する、という形態でした。

やむを得ない事情とは、「音漏れ」と「お金」の問題です。
大学生の頃オーケストラのサークルに入っており、大学2年と3年は学生指揮者もやってました。自分の演奏パートだけなら楽譜を見て楽譜通りに演奏すればよかったんですが、指揮者をやるとなるとちゃんと曲を把握してないといけない、かといってフルスコア(全パートの譜面が入っている。普通の本屋さんに売ってたりします)みただけで音楽を把握できるほど音楽の才能があったわけでもないので、サークルで保有しているCDライブラリや、図書館の貸し出しなどで曲の勉強をする必要がありました。
まず、住環境。当時住んでいたところはかなり音が漏れ聞こえる環境で、スピーカーでガンガン音を鳴らすなどもってのほかだったので、ヘッドホンでこじんまりときく必要がありました。とはいえ、オーケストラの音をしっかり聞きたいので、そこらの安っぽいヘッドホンやイヤホンではなく、ある程度値が張る、しっかりと音が聞けるヘッドホンが必要でした。
一方で、学生なので自由に使えるお金に限りがあるので、購入の基準は予算が絶対となります。予算内で最大限のパフォーマンスが出るものを手に入れる必要があったというわけです。
社会人になって、多少自由に使えるお金に余裕が出たものの、出張先のレオパレスは、大学の頃のアパートよりもさらに音漏れが酷かったので(苦笑)、引き続きヘッドホンの時代が続くことで、後のヘッドホンの極みを得る時代へと地続きになっていくのでした。

続く…


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