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東海道新幹線開業55周年

1964年10月1日の東海道新幹線全線開業から、今年で55周年。


初代の新幹線0系(この記事のヘッダーの写真)
そして二階建て車両がついた100系
のぞみ号という名前が生まれた時に誕生した300系
そして今までの新幹線の形を大きく外れ、やや楕円形の車体だった500系
そして先頭車の形状がカモノハシに似ていると言われ愛された700系
そして現在メインで走っているN700系、N700A系

様々な新幹線車両が登場してきました。

0系新幹線は、先頭車の丸いフォルムが可愛くて今でも人気の車両です。
「新幹線といえばこの形」ということで、0系の先頭車をイメージしてイラストを描いたり、0系を元にイラストを起こして商品を作っている方も多いと思います。

しかし、

昔の0系ってどんな車両だった?
昔の新幹線でどんな感じだったの?


というのを知らない人も、今は多いと思うので、開業記念日である今日、こんなnoteを書いてみました。


(1)運行間隔・所要時間は?

開業した年は東京オリンピック開催の年。
新幹線開業が10/1。オリンピック開催が10/10からなので、工事はそれに間に合うように急ピッチで進められたそうです。

ちなみに東京オリンピック。
当時は単なるスポーツイベントとしてではなく、戦後復興の日本を世の中に知らしめるイベントでもあったそうです。
当時が偲ばれます。

さて開業の年。
「新幹線は1日往復10本程度?」
「2時間間隔とか、そんなもんかな?」

なんて思いがちですが、そんなことはありません。
結構な頻度で運転されてました。

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運転時間は東京発基準で、朝6時〜夜21時半発まで。
東京〜新大阪を4時間で結ぶ超特急・ひかり号が14往復。
6〜20時の毎時0分に発車(12時台だけなし)し、1時間に1本の運行でした。
そして、東京〜新大阪を5時間で結ぶ特急・こだま号が16往復
(こだま号のうち4往復は区間運転)

あれ?
意外と本数多いんですよね。
全部合わせて30往復は走っているわけですから。

ちなみに今走っている新幹線は、以下の通り。
のぞみ号は約10分に1本、ひかり号・こだま号は約30分に1本ずつ。
あくまで平均の本数なので、時間によって本数の増減はありますが、1時間あたり10本も走っているということになります。

(※上記は東京〜名古屋の日中の時間帯を例に挙げています)




そして来年の春には、のぞみ号だけで最大12本のダイヤが組まれます。
それから、運転している時間帯も朝6時からは変わりませんが、最終便は三島止まりとはいえ、東京22:47発まで新幹線が走っているわけですからね。

これも当時は考えていなかっただろうし、便利な世の中になったと感じます。

(2)新幹線の駅数は?

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当時の駅は以下の12駅でした。
東京・新横浜・小田原・熱海・静岡・
浜松・豊橋・名古屋・岐阜羽島・米原・京都・新大阪

そして、現在は品川・三島・新富士・掛川・三河安城の5駅増え、全17駅。
一番新しい駅は、品川駅で2003年の開業となっています。

ちなみに、今後中央リニア新幹線(品川〜名古屋のリニアモーターカー)ができると、神奈川県の寒川町(茅ヶ崎のやや北方)に駅が新しく作る構想があるそうです。

(3)車両はどんな感じ?

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昔の新幹線は座席は転換席のシート。
座席がリクライニングはしない。
テーブルなんてお茶を置けるくらいのスペースしかない。
座席の前には荷物を入れて置けるような網もありません。
当然ながら電源コンセントなんてありません。
トイレは和式。車椅子対応の大きいトイレなんてありません。

昔と変わらないのは、普通車のシートが3列+2列の配置であるということ。
もちろん今よりは一人一人の座席のスペースは狭かったですけどね。

車両の外側というと、デザインや早く走れるように先頭車の形状が変わったりといった物理的な部分は変わりましたが、青色と白色を使った車体の雰囲気は変わりません。

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そんなわけで、ややマニアックな視点も交えつつ東海道新幹線のお話をしました。

消費税が10%に上がった日は、実は東海道新幹線が開業した日。
合わせて覚えておくと、ちょっぴり賢い人に見られるかもしれませんね(笑)


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