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北京2022オリンピック開会式のおどろきをひらがな解説|LED大国の中国の演出|vol.052


冬季オリンピックが始まりました
場所は北京

テレビでの開会式
ご覧になりましたか

見事な演出だったと思います
とにかくお金のかけ方が
ハンパないのでは

という印象ですね


私はオリンピックの開・閉会式は
必ず見るようにしています

なぜなら
その時の世界最高基準の機材や演出が
見れるからです


映像・照明・音響・ARやVR
レーザー・花火
そしてマスゲーム

なんなら現地で見たいぐらいです


それぞれ開催国の最高演出が見れるだけあって
謎に包まれた中国が何を見せてくれるのか
非常に楽しみでした


開会式の演出総監督は映画監督の
張芸謀(チャン・イーモウ)氏

チャン氏が作り出した開会式で
演出面で従来の開会式と違う点を
ひらがな解説します

大分市でIT会社をやっています
ロックスカンパニー久保田と言います

最後までお付き合いください



01
既に当たり前となった映像演出


会場のフィールドに映像を映し出す演出
最近の演出ではもうおなじみですが
今回は一味違いました

通常広すぎるフィールドに
プロジェクターで投射することが
一般的でした

しかも全世界的に一手に受けてきたのが
日本が誇るメーカ-パナソニックでした


しかし今回の中国は違いました

フィールド全部にLEDモニターが
埋め込まれていたのでした

NHKの解説は仕切りに
「LEDスクリーン」と言っていましたが
何千枚というLEDモニターでした

多分こんなもっと高密度のもなのでしょう


多分中国メーカーのものでしょう


何千枚の正方形のモニターを
フィールド全体に埋め込んでいるとは
恐れ入りました

予算も無制限に近い
とても日本では真似できないレベルの
お金のかかりようだと思います

中国へ渡航したことのある方は
経験済みでしょうが
中国はLED先進国です

商業施設やビルの壁面には
これでもかと思うぐらい巨大な
映像モニタがどこにでも設置されています

一体何インチあるんだろうか……




しかも驚くことに
表面はセンサー付きの
パネルになっていました

出演者が歩くと足元が反応し
波紋みたいな映像が出てくるのです

テレビで見ていると
もうどこからどこまでが
ホンモノなのかわからないレベルです




02
コロナを配慮した遠慮がちのマスゲーム


今回のブログはあくまで憶測ですが
コロナへの配慮があるはずです

本来ならばもっと多くの出演者により
中国らしいますゲームができるはず

2008年の北京オリンピック開会式の模様

つまり人的な演出です
演出側にとって人数をかけることが
一番大変で一番ダイナミックさを出せる
唯一の演出方法

中国ほどの予算と人口を持ってすれば
マスゲームが一番だと思います

しかしコロナへの配慮が
どうしてもそれを可能にしなかったのだと思います


東京オリンピックの開会式が
「しょぼい」と言われた理由は

コロナの影響でやりたいことを
やれなかったことも原因でしょう




03
そんな中でもお茶目なシーンが


全て完璧だと言われた開会式のなかで
私が中国らしいと思った瞬間がありました

それは「オリンピックの旗掲揚」

掲揚し始めた時は弛んでいた旗が
途中から急に風にあおられ
なびいてしまいます

風が吹くことがないスタジアムの中で
掲揚した柱に風が出るような装置を
仕込んでいるのでしょう

途中から勢いよくなびく旗に
違和感を感じながらも

日本じゃあまり考えないことだな〜

とこの仕組みを考えた担当者の
中国人発想の可愛さを感じました



今回の内容はあくまでテレビ観戦した筆者が
みつけた「多分そうだろう」です

厳密には違う内容かもしれませんが
そこはご容赦いただきますよう
お願いします



とにかく始まったオリンピック

感動と健闘を期待いたします


それではこの辺で

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