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日本の伝統文化 大相撲|木村庄之助についてひらがな解説|vol.066

😎大分市でIT会社をやっております
ロックスカンパニー久保田です


今日の大分市はあいにくの雨

最近週末はいつも降っている
イメージがあります

今日は私の趣味の話を少し


私は相撲が大好きです
歴史と謎に包まれた相撲ですが
中でも木村庄之助のファンです


相撲の取り組みの
判定をする「行司」ですが

行司の中でも最高位の「立行司(たてぎょうじ)
という位に君臨するのが
木村庄之助(きむらしょうのすけ)
です


しかし木村庄之助は現在いません

2015年に引退と共に空位となり
現在は木村庄之助という人は
存在しないのです


つまり木村庄之助という
ポジションであり
襲名性のため人名ではないのです

例えれば
歌舞伎に近いかもしれませんが
相撲の場合血縁は関係ありません


現在の相撲の行司は
「木村」を名乗るものと
「式守(しきもり)」を
名乗るものがいます

つまり木村家と式守家
分かれています


江戸時代から伝わる日本古来の
伝統やしきたりには
「宗家」という考え方があります

お殿様に対し
自分の家でやっているものが
本家であるというアピールでしょうか

将棋、武道、茶道などにも
宗家という言葉が登場します




相撲行司も江戸時代には
木村、吉田、岩井、青柳、吉川、
稲葉、風松、新葉、笠松、尺子、
吉岡、小柳、川島、尾上、西川、
森久、漣など

数多くの行司家が存在したそうです


現在のように日本相撲協会
のような団体もあらず
江戸時代の相撲も剣の道と同じく
多くの組織・団体が存在しました


現在で言うインディーズの
プロレス団体のような感じでしょうか

秋田、南部、津軽、仙台、江戸、
尾張、紀伊、京、大坂、讃岐、
播磨、因幡、長崎、肥後、薩摩など

多くの相撲集団が存在し
それぞれが興行をしていたそうです

そして行司も同じく
独自の発展を進み分岐したのでしょう



現在は木村と式守のみ

しかもそれぞれの行司は
名前のみ世襲を行い

所属は各相撲部屋になっています


完全にサラリーマン化している感じが
少し残念ですが……



相撲の奥深さ


相撲は数々のスポーツの中で
試合開始(取り組み開始)が
決められていないスポーツです


つまり審判による
「はじめ!」「Ready  GO!」「Kick off!」
などがありません


力士同士お互いの呼吸が会えば
いつでも始めていいことになっています

逆を言うと呼吸が合わなければ
何回でも仕切り直します

本来は仕切り時間無制限です


今の取り組みはNHKの放送の事情もあり
制限時間が設けられていますが

江戸時代には取り組み開始まで
1時間以上の仕切りを行った
記録もあるそうです


「闘気を盛り上げ
 呼吸を合わせ
 よければ立ち会ってください」


と言わないといけないのが
本来の行司の姿です



そして中でも行司の最高峰
行司の横綱であるのが
木村庄之助という位置です

最後第37代 木村庄之助

木村庄之助になるためには
2番目である「式守伊之助」に
なる必要があります

つまり式守から木村に
変わるのです


ではなぜ
木村庄之助が空位かと言うと

横綱と同じく
品格や資格があるかどうかが
関係しているみたいです


現在の式守伊之助は
数年前
セクハラ疑惑がありました

したがって
相撲協会が認めていないのだと
言われています


行司は定年制

つまり現在の式守伊之助が
定年を迎え引退し

次の第42代式守伊之助が生まれ
その後木村庄之助に世襲しなければ

新しい木村庄之助は
誕生しないことになります


私にとって木村庄之助とは


奥深い行司の世界で
最高位である木村庄之助


行司差し違えにより
ミスジャッジをすれば
切腹をするために
脇差を常に所持しています


スポーツで審判がミスをしたら
腹を切ってお詫びをする

そんな世界は相撲だけです


まだまだ知らないことの多い
太古からのしきたりを
今も受け継ぎ継承している

もちろん腹を切ることはありませんが

日本てすてきだなーと
本当に思います


私にとって木村庄之助は
ロックな存在なんです


そんな古くからの日本の
素晴らしさを感じながら

相撲を見ると
またひとあじ違う楽しさを
感じます

3月13日より開催される
大相撲春場所


ABEMA TVで序の口から見てください
朝9:30序の口スタートです

面白いですよー


今日はITのためにならず
ごめんなさい





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