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そうだ女子プロレスを見に行こう!(東京女子)

女子プロレスの記憶

僕の女子プロレスの知識といえばこの程度です。

・夕焼けニャンニャンに乱入してくるダンプ松本が怖い
・懐メロ番組で見たビューティーペアのダンスが心に刺さった
・アジャコングは本名が可愛くて瀬戸朝香と仲が良い

関西では女子プロレスの試合をテレビ放送してなかったのもあり、それは男子プロレスよりも遥かに未知の世界でした。

唯一接点があったとするならば同級生たちがファイヤープロレスリングで遊んでるのを横目にキューティー鈴木のリングサイドエンジェル(メガドライブ)を1人で遊んでたことくらいでしょうか。

キューティー鈴木

キューティー鈴木といえば当時、美人プロレスラーとしてメディアによく出演していた元祖アイドルレスラーですが、肝心の試合を見たこともないのになぜ僕はこのゲームソフトを持っていたのでしょうか…
とりあえず必殺技のキューティスペシャルはカッコイイです。

女子プロレス初観戦への道

昨今のプロレスブームに便乗したニワカな僕ですが、長年心の奥底で眠っていた「いつかプロレスを生で見たい!」という野望には男子も女子も含まれていました。
つまり新日本プロレスの観戦を叶えた僕の次なる目標は当然こうです。

「女子プロレスも見に行きたい!」

ある日、いつものようにニワカ仲間とミーティング?をしている時に勇気を振り絞って気持ちをカミングアウトしました。

プ男子「先生、女子プロレスを見にいきたいです」
プ女子「よし行こう」

プ女子の決断は早い。

とはいえ本当に未知の世界で、どういう団体があるのかすらわかりません。
男子ならとりあえず新日本プロレスで!となるのですが、女子プロレスでいう老舗の団体はすでに無くなっており、まさに手探りの状態です。

そんなわけでネットで「女子プロレス」とか適当なキーワードで検索して、いくつか出てきた団体の興行スケジュールを調べると、東京女子プロレスという団体の興行が間近というのがわかりました。
チケットは格安のレディース席もあったのですが、何もかも勝手知らずの地にバラバラで座る勇気もないので3人分の指定席を買うことに。

はじめての女子プロレスで驚いた

そして試合当日を迎え会場に向かった我々ですが、ニワカなりに驚くことが沢山ありました。

・会場の住所が聞いたことの無いところ

他府県民なら用事が無い限り行くことはないような場所。
会場の建物も地元の公民館のそれで、率直な感想が「ここで試合できるの?」でした。

・リングが近いから選手も近い!!

一番後ろの席だったのですがリングまで3~4メートルしかなく選手が間近に見れます。ニワカにとっては逆に緊張感の走る距離です。
新日本プロレスの時もファンクラブ購入でかなり前の方でしたが、それを上回る近さで、お値段的にもお得感がスゴイです(語彙力)

note比較東京女子のコピー

<同じiPhoneズーム無しで撮った比較写真>
左)東京女子プロレス 指定席4500円(一般購入)
右)新日本プロレス ロイヤルシート8500円(ファンクラブ購入)

・客層は9割以上男性

当たり前っちゃあ当たり前なんですが、ちょっとニワカのプ女子達には刺激が強いのではないかと心配しました。

・物販に選手がいる

選手が物販にいるのもビックリだったのですが、ポートレートとチェキ券が売っていたのも新鮮でした。
まるで地下アイドルのライブのようです(行ったことないけど)

・試合前にライブがある

何を言ってるかわからねぇと思うが、歌のライブがあります。
といっても歌うのはアップアップガールズ(プロレス)というアイドル事務所に所属するプロレスラーです。

キューティスペシャルとの再開

そして大会が始まると美人リングアナウンサーが登場して観覧マナー等の説明をします。

難波

昨今のプロレスではSNSでの拡散目的で観客の写真撮影を許可していたりするのですが(一丸レフは当たり前)、中には○秒なら録画はOKとかもあります。
これは団体によってルールが違ったりしますが、今回のように試合開始前にアナウンスがあるのでそれを確認すればいいです。

次にアイドルレスラーが登場し観客に振り付けのレクチャーをしてライブ開始。
背も小さく年齢も20歳やそこらの子がレスラーの衣装を着て一生懸命歌って踊ります。
可愛いすぎます。

アップアップ

…あれ?プロレス見に来たんじゃなかったっけ?

(数ヵ月後には、このライブが無かったら大会が始まらないと思うまでになるのだから不思議)

そして試合が開始するとこれまた中学生からアラサーのグラビアレスラーまでと幅広い選手が次から次へと沢山登場します。

瑞樹

中でも瑞樹選手は某○KBとかにいてもおかしくないような見た目にも関わらずレスリング技術はトップクラス。
そりゃあ試合後の物販でもおじ…男性ファンが長打の列を作るわけだ。

そして彼女の必殺技はキューティースペシャル

キューティー鈴木b

まさか20年以上前にテレビゲームで遊んでた必殺技とこんなところで再開するとは思ってなかったですね。

チェキ撮影&トークタイム

試合が終わると好きな選手とツーショットチェキが撮れたりポートレートにサインがもらえたりします。
規模が違うので仕方ありませんが新日本プロレスのツーショット撮影はファンクラブ会員限定で抽選なうえ当日まで誰かわかりません。
なんとこちらではチェキ券を購入すれば確実に好きな選手と撮れます。
1000円で推しに貢げると考えれば安いもんですよね!←もうハマっとる

そんなわけで僕としては女子プロレスの全てを経験してみたいという事もあり、勇気を持ってチェキも初体験することにしました。

「坂崎ユカ選手のチェキ券下さい」キリッ

坂崎選手に決めたのは数週間前にAEWに参戦することが発表されていて、この団体で唯一名前を存じ上げてる選手だったという安直な理由。

今考えるとこれが一番緊張したイベントでしたが、坂崎選手は東京女子でも最古参の一人だけあって撮影時もリードしてくれたり、遠くで僕を薄汚れたドルヲタを見るような目で見守るプ女子たちにも手を振ってくれたりと、ファンサービスもバッチリでした。

生まれて初めてアイドルやミュージシャンに大枚をつぎ込む人の気持ちがわかった気がします。

ちなみにですが、このツーショット撮影はチェキでは無く手持ちのスマホで撮影してもらうこともできます。
画質優先ならスマホが良いですが、チェキだと後で物販ブースでサインを入れてもらえるので記念品にもなります。

SNSでの交流

試合が終わったらTwitterやInstagramにコメントや写真を載せるのもオススメです。
高確率で運営や選手からの反応があります。
何気なしにコメントしたところ東京女子の選手数名のイイネが付いてて驚いたのを覚えています。
運が良ければ推しの選手から直接コメントを貰えることもあります。
この辺は新日じゃ考えられないですよね。

はじめての女子プロレスを経て

そんなこんなではじめての女子プロレス体験は初体験の連続で終わりました。
これを皮切りに他の団体にも足を運んだりするようになりましたが、それでわかったこともあります。

・新日本プロレスとか一部の超メジャー団体以外の地方興行でのハコはだいたいどこも一緒。

・ミニライブは他の女子プロレス団体でもやってるところは結構あったりする。男子も無くはない。

・女子団体によっておじ…男性ファンの属性が違う。

・会場に入るとどこかに隠れていたであろうプ女子が意外といる。

基本的にどこもファンとの距離が近いし何よりチケット代が安くて観戦の敷居が低いので気軽に会場にいけるのが良いです。

東京女子プロレスはハコの規模的にも興行内容的にもお笑いとシリアスが混じっているので初心者には向いていると思います。
ニワカの僕も何だかんだでハマって去年は3回足を運んでしまい、今年は残念ながらコロナでほとんど中止になってしまいましたが自粛明け後の大会チケットも手に入れてワクワクしています。

ニワカたちプロレス観戦の旅は始まったばかり!

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