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そろそろラプターズの近況報告を。。

※この記事を読むと、バスケに興味がなくても、トロント・ラプターズのファンになる可能性があります。ご了承ください。 

 

 まずは言い訳から。

 シーズン始まって10戦目くらいには経過報告記事でも書こうと思っていました、NBA。

 しかし、ラプターズは予想外の出遅れ。まさかこのままタンクするんじゃないか、というくらいの沈み方。負けに負けを重ねていたんです。

  それでも渡邊雄太の3&Dとしての躍進、フレッド・ヴァンヴリートのオールスター級の活躍など、トピックは沢山ありました。

 しかしあまりにも辛すぎて、文字に起こす気力がなかった。それでもようやく、軌道修正ができてきて、僕の心も平穏を取り戻し始めました。

 八村塁の在籍するウィザーズをボッコボコにしたこと(渡邊は怪我のため出場しなかったので、日本人対決はお預けに)や、バックスという優勝候補に対して貴重な二連勝を果たしたこと。さらにシクサーズに対しても1勝1敗と、プレイオフでもし対戦するとしても勝てるイメージが出来たこと。

  あるいはシクサーズに勝ったその試合で、クリス・ブーシェというブロックランキング5位のPFが、相変わらず変なシュートフォームに関わらず6本中5本のスリーポイントを沈めたこと、など。

 語りたいことは、沢山あるのです。

 本日のマイアミ・ヒート戦に敗れ、4連勝からの2連敗。

 同時にペイサーズ、セルティックスも敗れたためラプターズの順位に変動はなく、16勝17敗で現在東の5位

 開幕から3連敗、10戦して2勝8敗だったことを考えると、十分とも思える現状ですが、出遅れの影響はまだまだ残っていると言えます。次の試合はすっかり弱くなったロケッツですから、しっかり勝っておかないといけない。

 さらにその次の試合は現在東6位のブルズとの試合、これに勝ってブルズの猛追を凌ぎたいところです。プレイオフでどのチームと当たるべきなのか分かりませんが、現在東2位のネッツよりは現1位のシクサーズ、現3位のバックスと当たる方がいいような気が。もちろんこれらはラプターズが4位または5位をキープした上でのPO2回戦の想定でして、1回戦でセルティックスまたはヒートと当たった場合、1回戦負けもすごく見えるような。。

 まだシーズンも終盤ではないので、とにかく格下(と言っても去年ほどの「格」は存在しなくなったのですが)には負けてる余裕がない。ドアマットチームのティンバーウルヴスになんか負けるべきじゃなかった。

 なぜウルヴスなんかに負けて、バックスに2連勝できたのか、本当に謎。。

  おっと、心の声を引用してしまった。

 さて、そんな我らがラプターズに関して、今日は三つだけお話しします(ここまでがまず長いだろっていう、まさしく、それなです。。)。あぁっ、かっこの前後に句点つけてごめんなさい! 

 1.オールスター選出なし 

 あのドウェイン・ウェイドが個人的に選んでいたというフレッド・ヴァンヴリート(FVV)、通称ドレイクは、結果としてオールスターに選ばれませんでした。

 ラプターズの中では彼が最有力候補でしたから、ラプターズからオールスターに選ばれた人は一人もいない、という結果に。去年選ばれたカイル・ラウリー、パスカル・シアカムらが選ばれないのは明確だとして、球団記録である54点をとった、ドラフト外史上ナンバー1の選手であるヴァンヴリートが選ばれなかったのは、確かに少し悔しいような気も。

 しかし個人的にはオールスターとか興味ないし、ラプターズは「チーム力」で勝つタイプのチームです。ヴァンヴリートが54点取れたことはプレイオフにおいての爆発を期待できるかも?!と嬉しくなりましたが、基本的には50点はおろか40点をとる選手だって要らないチームなはず。

 地味で結構、チームで強いバスケ見せましょ、チームで勝ちましょ。てことでオールスター選出なし、これは朗報なのです!ラプターズはみんなで休憩しましょ!そうしましょ!

 ドレイクといえば変なダンスするフクロウ服ラッパー🦉のドレイクもそうですが、イングランドの海賊ドレイクも有名ですよね? 

 ラプターズには海賊もいるんですわ。

 ディアンドレ・ベンブリー(95)。2016年ドラフト21位で、ホークスに。今季から、ラプターズにいる海賊ちゃん。

 あ、見た目な。え、そんな分かんないって?まあ、そりゃあくまで現代人だからさ。。

 https://www.youtube.com/watch?v=aCrbcvZDslY

 なかなか上手いっす。

 でも、こいつ実は戦犯なんすよ。

2. 渡邊雄太

 渡邊雄太がポスタライズされたっていうニュースが日本中のバスケファンを震え上がらせていますが、この海賊野郎が実は戦犯。


 海賊野郎の反応が遅いせいで、渡邊が怪物新人アンソニー・エドワーズを止めにいって、ポスターダンクをかまされた。

(海賊野郎のディフェンスミスが明らかですね。。)

 渡邊雄太にとって「良いこと」とは言いませんが、「悪いこと」ではないかな、と。まず渡邊がしっかりディフェンスをしたっていう証拠ですし、どんな理由であれ注目を集めるのはいいことです。

 もう一度言います、どんな理由であれ注目を集めるのはいいことです。

 これは僕の偏見です。ゴシップガールの見過ぎですかね。でもゴシップガールを見て僕がダンに深く共感した理由はそこですね。どんな形であれ注目されなければ、まず始まらない。そんなことを、ダンは教えてくれました。

 そしてもう一つ、相手を傷つけることも自分を傷つけることも厭わない勇気が、時には必要。そんなことも、ダンは教えてくれました。

 ゴシップガールは特にシーズン4からが面白くて、シーズン5がクソ面白くて、ファイナルシーズンもまあまあ面白いです。シーズン3までは確かクソです!(そんな覚えてないだけっていう)

(ダン役ペン・バッジリーの現在🙋‍♂️)

 なにはともあれ。

 渡邊雄太の存在がアメリカのバスケファンにも知れ渡り(ラプターズファンにとってはすでにフェイバリットだと思います)、今は馬鹿にされている段階だとして、渡邊雄太を初めて知ってこのダンクしか見ていない人は、そりゃクソ雑魚アジア人としか思わないんでしょうが、ラプターズの試合を見たことある人なら、渡邊雄太がいかに「仕事人」かがすぐに分かります。でも、見返すってことはバスケが本当に好きで試合をしっかり見る人に認められることではなく、ハイライトしか見ない人にもこいつは凄いって思われることでしょう。少なくとも、あんなダンクを浴びせられてしまったあとは。

 ていうことは、見返す必要もないかなとも思う。渡邊雄太の職人気質と、記憶に残るハイライトってのは、どうも結びつかない。

 しかし、すでに今季あのステフ・カリーをブロックしている上に、今季オールスターのニコラ・ブーチェビッチ(211cm、マジック)までブロックしてますから、今後もブロックでハイライトを出すことはできるかも。


 でも渡邊雄太はもはや一人前のNBA選手ですから、逆ポスタライズされたからなんだって話で、ラプターズファンにはすでに多くを証明してます。 

  渡邊雄太がいるからラプターズファンになろうっていう、「にわかに」信じがたい話、僕は大歓迎です。渡邊雄太が入ったからラプターズファンになって、渡邊雄太以外の選手を、ラプターズというチームを本当に好きにならない確率は、まあ1%未満かな。

 それくらいいいチームです、ラプターズは。ビッグ3もビッグ2も、オールスターすらいないですが、チームとしてマジカッコいいですから。

  #WeTheNorth 🔥

 3. OG・アヌノビー

 NBAで僕の一番好きな選手はブレイザーズのゲイリー・トレント・ジュニアなんですが(ラプターズの選手じゃないんかい!)、ラプターズの有能な選手の中でも、OG・アヌノビーはファブ中のファブです。

 このブザービーターが記憶に新しい人も多いはず。去年のNBAで一番鳥肌が立った瞬間です。なんか焼き芋カラーのチームが優勝したらしいですが、誰か知ってます?

 アヌノビー自身はいたってクールなのも印象的だったな。NBAのおしゃれ番長はラッセル・ウェストブルックをはじめ、プレーも発言も派手な人が多いようなイメージですが、実はOG・アヌノビーもクッソおしゃれな選手の一人。

(彼はスカーフが大好きみたいです)

ラプターズには去年までサージ・イバカというスペインのおしゃれ番長がいたんですが、間違いなく今はOG・アヌノビーの時代です。 

 彼はオフェンスにおいてもディフェンスにおいても、ラプターズの要となる選手です。2017年に23位でラプターズに指名されたOGは、昨年やっと平均得点が二桁に到達しましたが、今季はすでに約14点。平均15点超えも夢じゃなくなってきました。

 シーズン開始前にはMIP候補という声も上がっていましたが(主にラプターズファンから)、まあそれは無理だとしても、今後ラプターズにとって最も重要なピースの一つであること間違いなしです。

 総合的なクリエート力の向上やプルアップジャンパーの習得などが期待されていますが、現時点でもすでに素晴らしい若手。個人的には、スリー平均40%超えしてほしい。クールな選手だけど、彼がリバースダンクをぶち込むと大いに盛り上がるんですわ!


 とにかく、OGのこれからに期待大なのです!


(ピアノを弾くニック・ナースHC。現NBAにおいて間違いなく五本の指に入る指揮官のお茶目な姿。寝る前に見ると安眠効果がある)

 

以上、トロント・ラプターズが無事軌道修正を図ったよ、という報告でした🇨🇦🦖

 

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