佐藤雀@雀組ホエールズ主宰(劇団)

脚本と演出を担当。できればモノカキしながら一生青春をしていたい。 ■台本使用したい方「…

佐藤雀@雀組ホエールズ主宰(劇団)

脚本と演出を担当。できればモノカキしながら一生青春をしていたい。 ■台本使用したい方「上演台本の使用について」を必ず読んでください。 ■舞台出演希望・スタッフ・見学・お客様・スポンサーは大歓迎 ■惜しげなく台本公開中。気に入ったら千円下さい。モチベ上がります。

マガジン

  • 公演台本「稚拙で猥雑な本能寺の変」

    舞台台本です。最重要部分以外は無料で読めます。 (初演:2016年11月) 天正10年6月2日早朝。戦国の流れを一変させた「本能寺の変」 明智光秀が織田信長に謀反を起こしたのは本当なのか。 そこにタイムスリップしてしまった織部と明神のサラリーマンコンビ。 二人が目撃したものは教科書で習ったものとはまったく違っていた。 フィクションは時としてリアルを語る!

  • 気になる記事たち

    NOTE内を徘徊させていただきながら、僕が気になる記事をあつめさせていただきました。削除してほしいなどありましたらお申し出くださいませ。

  • 食べて、活きる

    毎日ごはんを食べて生きています。美味しいものや、普通なもの、とりあえず食べるもの、いろいろ食べているかと思います。美食家ぶらないリアルなメシをあげてみます。(横浜在住)

  • うちで一番えらい

    うちで一番いばっています。

  • スナップ

    写真をときどき撮ったりしてます。

記事一覧

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先ず公演台本を読んで見てください

まず、皆様!マガジンの中から公演台本をどれかひとつでも読んでいただけたら幸いです。読むだけであればほぼ無料です。 (お気に召したら¥1000を支払ってくれたら幸…

「稚拙で猥雑な本能寺の変」24(終)

●第9幕 ○シーン24 現代の京都 客席内から織部と明神が登場。 織部  「2016年!2016年ですよ明神くん!!前と何も変わってない!良かった」 明神  「な…

「稚拙で猥雑な本能寺の変」23

○シーン23 本能寺・信長の寝所・庭 信長、縁側で瞑想している。 脇に控えている蘭丸。たまともちは上手前。 どこからかコケコッコーと鶏が啼いている。 信長  「ク…

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武蔵家/菊名駅(横浜市)

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前略、リュックの中から

「稚拙で猥雑な本能寺の変」21,22

○シーン21 山中・光秀軍の拠点 上手前高台に来る光秀。じっと眼下を見ている。。 そこにやってくる秀満、忠興。 秀満  「殿」 光秀  「知らせは来ぬか」 秀満  …

「稚拙で猥雑な本能寺の変」19,20

○シーン19 山中・光秀軍の拠点(夜) 烏帽子鎧の光秀、甲冑姿の秀満が上手前高台へ。 眼下に本能寺が見える。 秀満  「殿、いよいよですな」 光秀  「その後、報…

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支那そばや本店/横浜・戸塚駅

「稚拙で猥雑な本能寺の変」18

○シーン18 本能寺・裏手小屋 ※下手のボックスの裏側にしずとたねが捕らえられている。 上手前から明神がやってくる。 明神  「フロイスさん!フロイスさん!・・・…

「稚拙で猥雑な本能寺の変」17

●第8幕(天正十年六月一日) ○シーン17 本能寺・庭園 信長、蘭丸、明神、たま、もち、フロイス。 茶会を終えて浮かれているたまともち。 たま  「信長様、ありが…

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前略、高いところから

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増田屋の蕎麦/横浜片倉町

+11

前略、イスの上から

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なかめのてっぺん/渋谷店

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前略、タンスの上より

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先ず公演台本を読んで見てください

まず、皆様!マガジンの中から公演台本をどれかひとつでも読んでいただけたら幸いです。読むだけであればほぼ無料です。 (お気に召したら¥1000を支払ってくれたら幸いです) ここからお仕事 公演台本の使用についてです。 公演台本は私が寝る間を惜しんで書いた、それなりに命を削って書いたものですので「誰でも無料で勝手に使っていいですよ」とは言えないのです。ケチだと言われてしまうかもしれませんが、そこだけよろしくお願いします。 最終的に使用しなくても「使用したいな」という時点で一

「稚拙で猥雑な本能寺の変」24(終)

●第9幕 ○シーン24 現代の京都 客席内から織部と明神が登場。 織部  「2016年!2016年ですよ明神くん!!前と何も変わってない!良かった」 明神  「なんか空気が汚いですねえ」 織部  「そう?この汚い空気も含めて僕らの時代なんですよ。仕方ないでしょう」

「稚拙で猥雑な本能寺の変」23

○シーン23 本能寺・信長の寝所・庭 信長、縁側で瞑想している。 脇に控えている蘭丸。たまともちは上手前。 どこからかコケコッコーと鶏が啼いている。 信長  「クックドードゥードゥルドゥー」 蘭丸  「一番鶏でございます」 信長  「蘭丸」 蘭丸  「はい」 信長  「この世で一番醜い生き物はなんだと思う?」 蘭丸  「・・・・・・ワニ?」 信長  「いいえ」 蘭丸  「わかりません」 信長  「人間よ」 蘭丸  「人間・・・」 信長  「互いに憎み合い、罵り合い、殺し合

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武蔵家/菊名駅(横浜市)

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前略、リュックの中から

「稚拙で猥雑な本能寺の変」21,22

○シーン21 山中・光秀軍の拠点 上手前高台に来る光秀。じっと眼下を見ている。。 そこにやってくる秀満、忠興。 秀満  「殿」 光秀  「知らせは来ぬか」 秀満  「残念ながら」 光秀  「秀満、忠興」 秀忠  「は」 光秀  「私は明智家の繁栄のために最善の方法を考えてきた」 秀忠  「はい」 光秀  「ひいてはそれが民のため、世のためとなる」 秀満  「はい」 忠興  「義父上」 光秀  「我らはこれより我らの義を全うする」 秀忠  「ははっ」 光秀  「敵は本能寺に

「稚拙で猥雑な本能寺の変」19,20

○シーン19 山中・光秀軍の拠点(夜) 烏帽子鎧の光秀、甲冑姿の秀満が上手前高台へ。 眼下に本能寺が見える。 秀満  「殿、いよいよですな」 光秀  「その後、報せはないか」 秀満  「未だ何も・・・」 光秀  「そうか」 秀満  「織部様も平太も必死で探しておりますが・・・」 光秀  「・・・」 秀満  「覚悟をお決めいただいたほうがよろしいかも知れません」 光秀  「すまぬ」 秀満  「全ては明智家のためでございます」 そこに上手よりやってくる甲冑姿の忠興。 忠興

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支那そばや本店/横浜・戸塚駅

「稚拙で猥雑な本能寺の変」18

○シーン18 本能寺・裏手小屋 ※下手のボックスの裏側にしずとたねが捕らえられている。 上手前から明神がやってくる。 明神  「フロイスさん!フロイスさん!・・・フローイス!フロリン!フロリン!・・・何で急にどっかいっちゃうかなあフロリン・・・(尿意をもよおし下手ボックスから少し離れたところで小便を始める)」 小便がボックス方向へ流れていくのを眺めてる明神。 たねしず「んんんんんんん(猿轡に手も縛られている)」 明神  「ん?」 たねしず「んんんんんんん」 明神  「

「稚拙で猥雑な本能寺の変」17

●第8幕(天正十年六月一日) ○シーン17 本能寺・庭園 信長、蘭丸、明神、たま、もち、フロイス。 茶会を終えて浮かれているたまともち。 たま  「信長様、ありがとうございました」 信長  「何が?」 たま  「見るものすべてが新鮮でございました」 信長  「そう?」 たま  「それにお公家様の皆さん、本当に物腰が丁寧でなんだか私までお公家になったように心持ちになりました」 もち  「ええ。その中でもやはり関白様は威厳がありますよねえ。もうなんていったらいいのかしら」 た

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前略、高いところから

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増田屋の蕎麦/横浜片倉町

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前略、イスの上から

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なかめのてっぺん/渋谷店

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前略、タンスの上より