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甲子園中止になってしまいましたね。プロ野球はやるのになんでだろう。おかしい。と思う高校球児も多いと思います。あらゆるものを犠牲にして甲子園を目指していた球児の喪失感は相当なものかと。特に、強豪校にスポーツ推薦で入学した野球エリートからすると、人生のチャンスを奪われた感覚に近いのではないでしょうか。普通の学生で例えると、２浪して３年間受験勉強したのに「入試はありません」て告げられる感じですかね。

もっと次元は低いけどリアルな話でいうと、高校野球なんて試合で活躍して「かっこいいって思われたい」が唯一のモチベーションです。それがなかったらしんどい練習毎日やってらんないです。

学生生活１６年はずっと野球してたので、野球について書くことでこういった球児に思いを馳せてもらったり、風物詩がない夏の物足りなさを補っていただければ幸いです。

A. 高校野球

２０１３年7月、昭島市民球場で高校野球生活は終わった。自分は試合にでないまま、明大中野八王子に5回コールド負け。4回戦まで進んだわけだし、2回戦では前年度ベスト4の片倉を下していたから、ここまで力の差があるとは思っていなかったかもしれない。

でもそんなことより自分が試合に出ないまま夏が終わったのが情けなかった。試合の結果に対する悔しさなんて持てなかった。出てないんだから反省のしようがない。授業をサボって応援に来てくれる同級生の前で試合に出たかった。

一日のほとんどを占めていた野球から解放されて文化祭準備が始まりそれはそれで楽しい時間だった。遅れた青春とでもいえばいいのだろうか。日本一の文化祭を自称するくらいだから受験そっちのけで準備する。そんでみんな浪人するのが母校の悪しき伝統だ（笑）

そんな楽しい期間も１０月で終わりを告げ受験勉強が始まる。野球部の同期に慶応大学で野球やろうって言われた影響もあり、慶応大学を目指してはいたが、高校でレギュラーでもなかった自分が東京六大学の雄、慶応大で野球をやるなんて正直恐ろしかった。高校の先輩ですら結構怖かったのに強豪大学なんて恐ろしすぎる。正直慶応に合格したい気持ちと合格したくない気持ちがあった。

だから、野球をしなくても見栄えがいい（と当時思っていた）法学部や文学部しか受験しなかった。そんで結局落ちた。そして同級生のみんなと同じように浪人することにした。

（集まるときだいたい中身ない話。「野球あるある」）

余談ですけど、みんな浪人するからいいやと思ってたあの頃の自分は野暮だなーと思う。　「浪人上等、文化祭楽しもうぜ！　一年後東大行こうぜ」　みたいな雰囲気の中、ちゃんと現役で合格したり芸術系の大学行ったり、１８歳の時点で自分の価値観しっかり持ってた人はほんとに尊敬ですね。大学入学、いや下手したら就職活動まで偏差値でしか意思決定できない人は、多いと思うしそうなり易い教育環境ですよね。学校ではもっと大切なことを教えて欲しかったというか。。

そういう訳で浪人生活が始まるわけです。結局は京大に受かったからええやん、と思う方も多いと思いますが、なんというか、ほんとにきれいごと抜きで学歴なんて大したことないと思うんですよね。確かに就職や昇進で有利にはたらくことはあるけど、それが決定打になることはないと思うんです。結局はその人自身が見られていて、自分の学歴が高くても低くてもそれを過度に気する人は、それまでの人間な気がします。(WAKATTE TV とか見てると嫌な気持ちになる) 高い学歴を持ってしまったがゆえに世間体以外の判断基準を持ちにくくなるのは事実です。

ゲーム系の企業に勤める友人が

「俺は勉強嫌いだし、これくらいしかやることなかった。」

って言ってたのをよく覚えています。（ただの謙遜かもしれないけど）彼は結局好きなことを仕事にできているわけだし。（それが絶対幸せかはわからないけど）

選択をするうえで、できない、とか、好きじゃない、ってのも立派な判断基準であって、常に周りに求められるものばかり目指して、そんでもってそこで成功してしまったらまたその領域のより高いハードルを越えなきゃいけないわけで。

言いたかったのは、

①自分の価値観持とうぜ

②NOTも真っ当な判断基準

③幸と不幸の境界はあいまい

ってことですかね。欅坂みたいですね。この三つを欅坂理論と名付けるので今日はこれを覚えて帰ってください。

野球の話なのにすごい脱線。

脱線したまま話終わっていいの？って考えたそこのあなた、考え方が逆です。　　→　🔎　「YouTuber ベテランち」

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投げ銭設定してみたので、「払ってやってもいいぜ」という優しいお方、もしくは金が余って仕方ないという人は、お待ちしております！良しなに（笑