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夜寝る前に読んでください。『一日がしあわせになる朝ごはん』(小田真規子・大野正人)_052

ちょっと前の大ヒット本なのですが、最近、ある打ち合わせと、ある打ち合わせと、ある打ち合わせで、この本のことが話題になったので、やっぱり、いろんな編集さんがベンチマークされている、素晴らしい本なんだなあと、再読です。

再読っていうか、これ読んでよく朝ごはん作ってるので、もう「十何度目か読」なんですが、今回は、ちゃんと全部に目を通してみた。(ほら、レシピ本って、作りたいページしか見ないでしょ)

私は、料理本が好きで、引っ越しのときにかなり厳選して、残りは捨てたのだけれど、いまでも30冊くらいはある。

料理本って、その中で3つ作れるレシピがあれば、だいたい元が取れるとかってよく聞くけれど、だとしたら、この本は元とれまくりの一冊です。


という読者目線もアレなんだけれど、

冒頭に書いたように、この本の業界内視聴率の高さといったらなくて(ベストセラーだからというのを差し引いても、たくさんの編集さんが読んでいるという気がします)。

それはやっぱり、この本の切り口や、全ページ違うレイアウトといった、尋常ならぬ手のかけられかたにあるんじゃないあかなあと。

私も、過去に、「これってヘアカタ?」って言われるような、全ページ違うレイアウトにトライしてみたことがあるのでわかるのだけれど、これ、すっごくすっごく大変だと思うんです。でも、多分なんですが、制作陣のみなさんは、すっごく楽しい気持ちで作ってらっしゃるんだろうなあという気も、一方でします。

ページの並びも、なんか思いつくままに話が広がって、どんどんおしゃべりがいろんな方向にいく、女子トークみたいな、「そうそう、お米の不思議について聞いてみたかったんだけどー」というような、そのかんじが、

全ページから、しあわせなオーラが発射されている。そんなしあわせな一冊。

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