フランス人.003

10着しか服を持たなければ、さとゆみはフランス人になれるか 結果発表!! 【書アド検#6】

ライターさとゆみの、書籍に書かれているアドバイスを愚直に実行すると本当にいいことが起こるのかを検証するコーナー、略して、「書アド検」です。

なぜこんな実験をしようと思ったかはこちらから


はい!! 2月が終わりました。ってゆーか、もう3月15日だけど、おかーさん、私はやったよ。やりきったよ! ちゃんと検証したよ。1ヶ月間!!

【①今回の検証書籍】

フランス人は10着しか服を持たない

これです! これっす。この1ヶ月間でさらに売れたらしくて、先日書店で見た時は、帯が40万部突破になってました。


はじめていらっしゃった方、ぽかーんだと思うので、まずはこちらをどうそ!

10着しか服を持たなければフランス人になれるか【書アド検#5】


【②この本との出会い】と【③この書籍に書かれているアドバイス】は、上記に書いたので省略するとして!

とにかく、1ヶ月間、10着で過ごせばフランス人になれるかを検証することにしたんです。

【④検証期間】

2015年2月2日〜2月28日(1ヶ月間)

【⑤書籍に書かれたアドバイスを実行した結果】

はい、結果報告、いっちゃいます!! 

の前に

まず復習です。使用していいアイテムは、この15着!!

トップス8着と

ボトムス7着の、計15着。

子ども用のラックに全部おさまった! たったのこれだけ。


10着って言ってるのに、15着じゃねーかっ! って思った人、はい、これもう一回読んでねw

10着しか服を持たなければフランス人になれるか【書アド検#5】

で、次の日からスタートしました。フランス人ルールによると、コートやジャケットは10着に含まないなので、コートは気にしないでね。


で、せっかくだから、この1ヶ月間、絶対上下同じコーディネートしない! という誰にも頼まれていない勝手なしばりを自分にかけてみて、ゲーム性を高めてみた。


あとね、アレです。ドルマンとサルエルを封印して、着やせするコーディネートというのにチャレンジしてる。

↑スタイリストのやまこ(山本あきこさん)に指摘されるまで気づいてなかった、モモンガかってくらいの、ドルマン好き。

↑ときどき自転車乗るのにも支障が出るほどのサルエル好き。

まあ、着やせっていうからには、アレだよね。
実際どんくらいかって話だよね。そこ、やっぱ避けられないよね。

ええ、私は(いまの気分は)ジャーナリストなので(嘘)、さらすよ。臆面もなく。言っちゃうね、大声で。


はい、154センチ、62キロです。ええ、それがなにか?

言っちゃうと、結構、すっきりするね。王様の耳はロバの耳。

よく聞かれるけれど、第二子は腹の中にいないよ。全部自腹で62キロだよ。


まあ、私のデブに関しては、なんでそんなことになったのか、以前、この書アド検で想いの丈を叫んだので、そっちを読んでいただくとして、62キロを惜しみなくさらしつつ、おかーさん、私はフランス人になるよ。大事に育ててくれたのに、国籍捨てて、ごめんね。

ちなみに、フランス人は自分が太っていても、自分の体型を愛するそうだよ。決してアメリカ人みたいにジム通いしてダイエットにうつつをぬかしたりしないらしいよ。やっぱ私、フランス人になるよ、おかーさん。

はい、では、まず1週目、行ってみよう。

【2月2日〜2月8日】

↑2月2日(月) この日は2冊+広告物1つのゲラ祭り。

↑2月3日(火) 保育園の保護者会からの「さとなおリレー塾」に参加。

↑2月4日(水) 美容師さん&モデルちゃんたちと広尾で子連れランチ会。

↑2月5日(木) 雪が降る予報だったので長靴。でも降りやしなかった。

↑2月6日(金) 終日原稿day。ランチ以外はずっと家。

↑2月7日(土) 1週目にして!! やっちまいました。痛恨の、服かぶり! 2月4日と同じコーディネートしちゃった。頭弱すぎる・・・。ここからは気をつける!(別に、誰にも頼まれてないんだけど)

↑2月8日(日)

仙台で小泉進次郎さんと、須田女川町長と藤沢烈さんの鼎談取材。コーデの中でMAXコンサバティブな格好をしていったよ。

フランス人10着本には、「ジャケットは10着に含まない」というルールがあるので、ジャケット着てもいいんだけど、見事に一着も持ってない。持っていないっつーか、二の腕が通るジャケットが妊婦時代に買った15号の喪服しかない。どうやったらこんなに太れるのかって、愕然としたね。


【1週目の振り返り】

さて、ここまでで一週間。まだまだ余裕。15着で過ごそうとすると、洗濯が多少大変。でもまあ、まだ余裕です。15着中トップス2着とボトム3着はまだ着てないし。

で、で、ここでひとつ気づいたことがある。

えっとですね、

一着、何度も着ようとトライしてダメだった服がある。この15着だと、全然着回せない、スケスケのブラウス。着ていく場所がない。

で、まだ、一度も着てないから、他のと変えさせて! 神様ごめんなさい。

というわけで、スケスケブラウスから、大槌町の復興刺し子プロジェクトのパーカーにチェンジ! 

うん、パーカーのほうが全然私っぽい。


【2月9日〜2月13日】はい、二週目に入ります。さくさく行きましょう。

↑2月9日(月) 昨日の記事をお昼までにあげなければいけないという週刊誌的スケジュールだったので、朝の7時からカフェで原稿。スタイリストのやまこに、クラッチバッグの日はサブバック持てばいいんですよって教えてもらって(目からウロコ)、最近クラッチを多用してます。

↑2月10日(火) 盆と正月が一気にやってきたような厄日だった。

↑2月11日(水) なんと今日は祝日だというではないか。急遽息子氏が保育園休みで(いや、急遽じゃないんだけど)おろおろ。

↑2月12日(木) 某ヘアカタの校了と某IT会社さんの新年会。昔なら絶対やらなかった、白×白コーデ。しかもシャツをイン。62キロが行きます。

↑2月13日(金) VTR出演の撮影があったので派手色に。

↑2月14日(土) 恒例の美容師さん異業種勉強会からの講師の方とワインで深酒。

↑2月15日(日) 3月発売の書籍の校了作業など。


【2週目の振り返り】

はい、ここまでで折り返し。まだ着てない服が2着あって、これ。

なんか、この2つ、着なくても1ヶ月いけそう。なるべく来ない方向でいってみよー。

で、ここまででもまだ余裕。というか、私、フリーランスだから、毎日会う人違うわけで、と考えると、15着も全然いらないんじゃないか(洗濯さえ追いつけば)と思い始めてる。

この頃、何が大変だったかって、15着を着回すことじゃなくて、朝のバタバタしているときに服を置き撮りすること。この方が大変だった。息子氏に「ママ、靴のまま廊下に上がっちゃダメ」とか怒られたしね。うん。でもこの方がちょっとだけ足長く映るんだよ。ゆるせ、息子。


【2月16日〜2月22日】みんな、飽きてきたよね。うん。私も飽きてきた。ので、さらにさくさく行きます。

↑2月16日(月) スタイリストのやまこに「タイツは黒じゃなくて、ボルドーかネイビーかグレーにするといい」と言われたので、今日はじめてボルドー履いてみた。

↑2月17日(火) 某メーカーの皆さまとお食事会からのさとなお塾。

↑2月18日(水)いろんな書籍の打ち合わせハシゴ。サブバッグは、横に写ってる雑誌の付録のビクター&ロルフ。撮影に持っていくとかぶる率100%w

↑2月19日(木) 朝からずっと撮影。

↑2月20日(金) いろいろ打ち合わせと原稿day

↑2月21日(土) 原稿day。

↑2月22日(日)取材で新潟へ。

【3週目の振り返り】

もう、このあたりになったら、朝布団の中で目覚めたら、コーディネートを考えているんだよね。脳が。15着(現在13着)しかないから、全部頭に入ってる。洗濯機でいま何がまわってるかも頭に入ってる。

かなり、人生がシンプルになってきてる。そんな気がする。

こ、これが、フランス人への第一歩なのか!!!(続く)


【4週目・2月23日〜2月28日】はい、ラストです!

↑2月23日(月)あれ、このコーデ、3回目だ・・・。新潟でワークショップ。由藤さんに髪切ってもらったのですっきり

↑2月24日(火)今日は東京でワークショップ。からのさとなお塾

↑2月25日(水) 某メーカーさんでトレンドセミナー。この日、39歳になった。30代ってアレだね、坂道をころがるように時間がすぎるね。30代になってから、まばたき30回くらいで、ここまできたきがするよ。

↑2月26日(木) ふらっと打ち合わせにいったつもりが、朝の5時までコーディネートチェック。 

↑2月27日(金) 朝の5時までかかったコーディネートが変更になり、再び朝の1時までコーディネートチェック。

↑2月28日(土) ここで何度も登場している、パーソナルスタイリストのやまこ(山本あきこさん)の書籍が発売になるため、朝から70カットのコーディネート撮影。やまこにアドバイスもらいながら続けてきた私の書アド検もこの日をもっておしまい!!

【4週目の振り返り】

もう、ここまでくると、何ヶ月でもエンドレスで続けられると思う。それくらい、自分の服の特徴を把握した。

結局、この2着は使わずじまい、なので1ヶ月、13着でフィニッシュしましたー。


【⑥検証結果】

この1ヶ月間は、デトックス感が半端なかったです。そっか、今まで私の周りにあったものは、なきゃないで全然問題ないものだったんだなあってことをしみじみ感じました。

お店いってもね(折しも大バーゲン期間)、何も買いたくないんですよ。服に関しては、あまり消費意欲がわかなかった。もちろん、2月はこの書アド検やってるから新しい服を着れないってこともあったけれどね、結局、服が増えるほど人生って複雑になるし時間もかかるなあって、思ったから。


あと、もうひとつ思ったのが、こういう服の着方をすると、服をとても大事にする。毛玉がついてたらちゃんととるし、ストライプのセーターとかさ、この書アド検の前に洗濯しすぎで縮んじゃっていたんだけど、そういうの、これからはすごく気をつけるだろうなって思った。

よく考えて選んだものを、長く着ようって思うだろうなって思った。


というわけで、さとゆみの「10着しか服を持たなければフランス人になれるか」は★4つ。

★★★★☆

なんで、★5つじゃないかというと、「必要不可欠な、気に入った少ない持ち物で心豊かに生きていこう」って、これ、いまのところ服にしか感じていない感情なんですよね。


文房具とか、そう思えてないし、食事とか、相変わらず食べ過ぎだし。

↑仕事デスクに積み上がる付箋の山。

↑本日のランチ。昼間からワイン


なので、★4つ。でも、シーツを毎日替えたときと同じように、身体性に密着した検証だったので、体に染み付いた気がしています。

なんなら、3月に入ってからも、この13着に2着増やしただけで毎日過ごしています。


春になり、夏になり、この気持ちがどう変わっていくかは、自分でも丁寧に見極めていきたいなって思います。


お付き合い、ありがとうございました! んではまた、ぐっばい!

ライター佐藤友美(さとゆみ)

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