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2023年8月24日 見ていると再現される。

今朝も、ジムに行ってウォーキングマシンで歩いていました。

ウォーキングマシンのモニターに、緑の絨毯のように一面に生えている芝生が映っているのを見ながら歩くと、なんだか気持ちがよいことに気がつきました。

しばらくして、モニターに映る映像がアスファルトで舗装された街角に切り替わってしまうと、なんとなく、がっかりしました。

実際に自分が歩いているのはウォーキングマシンのゴム製のベルトの上なので、どんな映像を見ていても歩いているときの感触は変わらないはずなのですが、見ている映像が変わると、なんとなく身体が感じ取る感覚が変わるのがわかりました。

梅干しを食べるのを想像すると、その刺すような酸味が蘇ってすぐに唾液があふれてきますが、映像を見ているときは、過去に経験をした感触が蘇ってくるようです。

モニターに映っていた芝生は、まだ萌え出たばかりの明るい緑色をしていたので、足の裏にふかふかと芝生を踏んで歩いているときの柔らかい感触が思い出されて、とても快く感じました。

アスファルトの映像を見ているときは、その上を走っているときの硬さが蘇って、膝に伝わってくる衝撃が強くなったような気がして、ああ、さっきの芝生の映像のほうが見ていて気持ちが良かったな……と、つい思ってしまいました。

アスファルトの映像を見ているのがちょっと辛くなって、梅干しを食べるのを思い浮かべるのと、ワカメの酢の物を食べるのを思い浮かべるのは、どちらがたくさん唾液が出るだろうか……と実験したりして、気をまぎらわせていました。

唾液の量は、圧倒的に梅干しのほうが大量に出ることがわかりました。

いろいろ、食べ物を思い浮かべて、それを食べたときの感覚がどこまで思い出せるか、試してみたら面白そうだな、と思いました。


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